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「ちょ・・・小春には失望したわ・・・潰せ」
白ゴマはキーボードでそう打ち込んだ。
書き込みボタンをクリックしようとする。
が、そのとき強烈な片頭痛に見舞われた
「ぐぁっ・・・」
（なんだ…？この痛みは…？）
―お前は、久住を痛めようとするのか…？久住を好きだったお前はどこへいった？
本当に久住を思っているなら、ほかにやることがあるだろう…
そうか。白ゴマは悟った。
ここで悪口を言ったり荒らしを図ってもそれは逆恨み。
本当に久住のことを思うのならば、それがプロとして間違った行為であることを
穏やかな手段で悟らせなくてはならない。
久住は純粋だ。その純粋さゆえに過ちも犯す。そのとき、正しい道へ導いてやる。
それが本当のファンだろう。
白ゴマは書き込み内容を削除し、新しく書き込み内容を考えた。
それは恨みを述べるのでも、落胆を表明するのでもない。
震える手で、書いた。
その、言葉を。