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私が衝撃を受けたのは、その言葉の激しさとともに、彼らの「普通さ」でした。
―「普通さ」?
安田:ええ、私が今まで取材したことがある既存の右翼団体とはまるで違っていました。
既存の団体はいわゆる黒塗りの街宣車に乗り、コワモテの戦闘服を着ていたりするんですが、
ネット右翼は普通の若者だったり、おばちゃん、おっちゃんだったんです。
そんな町でいくらでもいるような普通の人々が、刺々しい言葉を吐く。
それで彼らの姿をもっと知りたくて、デモや集会に「見物」しにいくようになったんです。
毎週どころか、週に2回とかもあったので、もう何十回見に行ったのか数えきれませんね。
私は彼らの主張に1ミリも同意しませんし、シンパでもない。でも彼らを「右傾化する現代若者」
というわかりやすい論理に回収して無視することは無いと思った。
―「行動するネット右翼」と既存のリアル右翼と、どう違うのでしょうか。
安田:既存の右翼団体には、基調に「美しい日本」の姿みたいなのがあって、
そうなるための原理を導き出して、行動します。是非はともかく、そういう「美学」みたいなのがある。
でもネット右翼にそういう基調はなくて、あるのは現状への不満、不安であり、それは在日外国人や、
メディア、左翼、被差別団体よってもたらされているという「被害者意識」なんです。
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