16/05/18 18:21:13.39 CAP_USER9.net
今季のJ2は“新顔”の元気がいい。
J3から今季昇格してきた町田ゼルビアが一時は首位に立つなど(現在は2位)、
開幕から好調を維持しているのに続き、今度は同じ今季昇格組のレノファ山口がジワジワと順位を上げている。
5月15日に行なわれたJ2第13節では、J1昇格候補筆頭のセレッソ大阪を4-2で下す逆転勝利。
山口は順位のうえでもセレッソを追い抜き、3位まで浮上してきた。
第5節までは1勝2敗2分けと、J2の壁にぶつかったかに見えた山口だったが、
その後、第13節までの8試合は3連勝を含む6勝1敗1分けと、驚異的な強さを見せている。
そんな山口の強さの要因となっているのが、J2屈指の得点力。
山口のサッカーの面白さは、とにかく攻撃志向が強いということである。
攻めて攻めて攻め倒す。1点取られたら2点、2点取られたら3点取り返せばいい。それが基本的なスタンスだ。
実際、得点も多いが、失点も多い。第13節終了時点で総得点21はJ2全22クラブの中で最多を誇るが、
一方で総失点16はワースト7位タイ。山口のスタンスは数字にもはっきりと表れている。
現在、J2首位のコンサドーレ札幌(総失点6)、同2位の町田(総失点8)が失点を抑えて
勝ち点を重ねているのとは対照的な戦いぶりだ。
前出のセレッソ戦も、早い時間に先制しながら前半のうちに逆転を許し、1-2で試合を折り返した。
ところが、気落ちするどころか後半に入っても衰えない運動量を生かして攻め続け、3-2と逆転。
その後も、焦って前がかりになるセレッソを手玉に取って、次々にカウンターから決定機を作り出した。
最後にダメ押しの4点目を奪っての完勝は、まさに山口の魅力が凝縮された勝利だった。
山口から応援にかけつけたサポーターにとっては、身震いするような試合だったに違いない。
「選手が一丸となってやるべきことをやっている。活動量でセレッソを上回れたと思う」
試合後、上野展裕監督がそう語ったように、山口の攻撃力を支えているのは、守備から攻撃への切り替えの速さ。
そして、労を惜しまない運動量である。
正直なところ、山口にはそれほど技術的に目立つ選手がいるわけではない。
単純に個人の能力で比較すれば、間違いなくセレッソのほうがかなり上だろう。
だが、山口の選手たちは、「ここがチャンス!」と見定めたら、迷うことなく後ろから選手がどんどん飛び出してくる。
そうしたケレン味のない走りが、山口の攻撃に厚みを加え、迫力を生み出している。
セレッソ戦の先制点も、右サイドバックの小池龍太がFWを追い越してDFラインの背後に走り込み、
スルーパスを受けて決めたものだ。
「何点取られていようと、何点取っていようと、最後まで攻め続けるのが山口のサッカーの面白さ。
全員で前へ行く姿勢がゴールにつながっている」
そう語る小池は、山口のサッカーを「波」という言葉で表現する。
「監督がよく言うのは、『波のように』ということ。第一波の攻撃が終わっても、すぐに第二波が攻めていく。
そんなイメージでやっている」