15/11/25 16:39:44.15 CAP_USER*.net
「5戦全敗だったわが国でさえ、日本の活躍は話題になったよ」
取材したイタリア人記者がそう話すくらい、野球の国際大会「プレミア12」は前評判以上の注目を集めた。
日本代表は11月19日、準決勝で宿敵・韓国に敗れたが、侍ジャパンの人気には目を見張った。テレビの視聴率が物語っている。
ビデオリサーチによると、5戦全勝だった1次リーグでは、韓国戦が19.0%、サヨナラ勝ちだったメキシコ戦は15.3%、ドミニカ共和国戦15.4%、米国戦18.2%。再びサヨナラ勝ちしたベネズエラ戦は20.0%で、同じ日に放送された大人気ドラマ「下町ロケット」(20.2%)に肉薄した。
準々決勝のプエルトリコ戦は18.6%。そして、最終回に逆転された準決勝の韓国戦では、25.2%という驚くべき数字を記録している(いずれも関東地区)。
米国代表がメジャーリーグの一線級の選手を送らなかったこともあり、開催前は「盛り上がりに欠ける」とささやかれてもいた。
高視聴率について、民放のプロデューサーが言う。
「すごい数字です。これだけ良い試合の連続なら当然かもしれない」
ベースボールライターの大冨真一郎さんはこう話す。
「ナショナルチームとなると、ファンの期待感が違いますね。それが日の丸の重みなのでしょうか」
とくに気を吐いたのは、準決勝までに打率4割2分3厘だった中田翔(日本ハム)。メキシコ戦やドミニカ共和国戦で決勝打、米国戦でも勝利を呼び込む3点本塁打を放つなど、大活躍だった。
デーブ大久保・前楽天監督(48)はこう評する。
「気が強く、大舞台であればあるほど力を発揮するタイプ。今回は下位打線にいて、自由に打てた点もよかったのだろう。4番を任される日ハムでは、前の選手がよく走るので『何とか返してやろう』という意識を持ち、本来の実力を発揮できていない気がする」
侍ジャパンのパフォーマンスについてこう続けた。
「日本の野球は緻密。打者は風の吹き方を考慮してスイングする。守備では、走者を刺す意識を持ってグラブを構える。走者は投手の癖を徹底的に見抜く。プレミア12では、そうした日本野球のセオリーが十二分に発揮された。小久保裕紀監督、奈良原浩ヘッドコーチの手腕も評価できる」
侍ジャパンの今後に期待してもいいということか。
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