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【プレミア12】侍ジャパンに立ちふさがるのはどこの国?一時、出場辞退と言われたメキシコだが…
◎選手をかき集めて、なんとか出場にこぎつけた
国内リーグのメキシカンリーグは、1940年代、総帥のホルヘ・パスケルのワンマン経営の下、
かつてはメジャーリーグに対抗する勢力を誇ったが、米国との「野球戦争」敗北後は、
メジャー傘下のマイナーリーグに地位を落とした。
プロリーグの地位は落ちたものの、組織トップのワンマンぶりは今も続いているようだ。
野球連盟トップの独裁に夏季冬季のプロトップリーグであるメキシカンリーグと
パシフィックリーグが反旗を翻したため、選手を招集できず、今大会は出場辞退か、とも報道された。
11月5日になって、ようやくロースターが発表されたものの、
その陣容は社会人日本選手権に出場した方がいいのではないか、と言えるようなものである。
登録選手27人のうち、メキシコ以外の生まれが18人というところに急造ぶりが表れている。
その「傭兵」部隊のほとんどはメキシコ系アメリカ人だ。
今年、メキシカンリーグでプレーしていた者は4人に過ぎない。
投手陣は、先発として、メキシカンリーグで6勝の元メジャーリーガー、
セザール・カリージョ(レイノサ)、アメリカ独立リーグで6勝のミゲル・ペーニャ(スーフォールズ)、
ブルージェイズのルーキー級で通算6勝のダルトン・ロドリゲスくらいしか名が挙がってこない。
打撃陣もメキシカンリーグで7本塁打のキャッチ