15/11/10 13:30:43.57 *.net
野球の世界ランキング上位12カ国・地域が出場する国際大会「プレミア12」が8日、
1次ラウンドの日本?韓国戦(札幌ドーム)で開幕した。五輪復帰へ弾みをつける期待を担った新設大会は、
米大リーグ選手の不在による大会レベルの低下など課題は多い。周囲の関心は未知数で、
球界関係者の期待と不安を抱えての船出になった。
野球は2008年の北京五輪を最後に五輪競技から外れた。06年からは大リーグ主導の
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が始まり、これまで3回開催された。
プレミア12はメジャーリーガーも参加するWBCとは異なり、メジャー登録選手(各球団40人)は
参加しないため、米国のマイナーリーグや各国の国内リーグの選手中心で「本気度」の低さは否めない。
大会関係者は「この大会には野球に関わる仕事を持つ多くの人が絡んでいる。
成功しなければ野球が滅んでしまう。WBC、五輪、プレミア12と野球振興の流れを作りたい」と
危機感を募らせる。開幕戦を視察した日本の球団幹部は「プレミアは独自色を出さないと。
テレビの視聴率も重要だ。スポンサーの動きにも関わるから」と見ていた。
その視聴率は、開幕戦は健闘したと言えそうだ。日本が大谷(日本ハム)の快投などで韓国に5?0と
快勝した試合の平均視聴率は19.0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。2年前の第3回WBC初戦の
平均25.4%には届かなかったが、平均12.5%が最高だった先月の日本シリーズを上回った。
観客数は2万8848人で、球場の収容人数の約7割の集客。韓国側の三塁側内野席で空席が目立ったものの、
福岡・ヤフオクドームで行われた前回のWBC初戦とほぼ同数だった。
大会は9日から台湾に舞台を移して1次ラウンドと準々決勝が行われ、準決勝以降は19日から
東京ドームで開催。日本代表「侍ジャパン」の小久保裕紀監督が「その場(準決勝以降)に立つ強い責任を感じる。この大会がいい形で成長し、育っていくには日本が勝つことが必要不可欠」と語ったように、日本の活躍も大会の盛り上がりを左右するだろう。【井沢真】
URLリンク(mainichi.jp)