15/11/07 16:17:32.75 *.net
いよいよ、明日8日の日本vs韓国戦(札幌ドーム)を皮切りに野球の国際大会「プレミア12」が始まる。
藤波晋太郎(阪神)、内川聖一、柳田悠岐(ともにソフトバンク)らが故障のため、出場を辞退。
また、メジャー組は参加できないが、メジャー移籍が視野に入る前田健太(広島)、
大谷翔平(日本ハム)らが出場するなど、「プレミア12」に臨む日本のメンバーからは、
十分に本気度がうかがえる。現状ではベストメンバーだろう。
ただ、他チームのロースターを見ると、日本とは温度差がある。
6月の会見で熊崎勝彦NPBコミッショナーは、「12球団が結束し、最強チームを編成します。
負けるわけにはいきません」と力強く話したが、本気で言ったのだとしたら、少々おめでたい。
韓国にはまだ、投手陣に不安があるものの、李大浩、朴炳鎬らが出場し、それなりの意気込みが感じられる。
だが、特に南米のチームのメンバーは、「本当にこのメンバーで戦うつもりなのか?」と目を疑いたくなる。
国際大会となると俄然力が入るキューバでさえ、今回は派遣選手が微妙だ。野手はまだいい。
DeNAでもプレイしたユリエスキ・グリエルとその弟で、メジャーも注目するルルデス・グリエル Jr.、
また、将来性のある19歳のフリオ・マルチネスがメンバー入り。15ヶ月後に迫った
WBC(ワールドベースボールクラシック)を見据えて、という意図も感じられる。
ところが投手となると、巨人にいたエクトル・メンドーサが目立つ程度。先発陣の層も薄く、
メジャーに行きそびれたベテランがほとんどだ。
ベネズラ、プエルトリコ、ドミニカ共和国のメンバーは、さらに厳しい。
ベネズエラなど、フレディ・ガルシアが登録されている。メジャー156勝の実績があり、
マリナーズ時代はイチローともチームメートだったが、過去2年は、メキシカン・リーグなどで
投げた記録が残るだけ。正直なところ、もう引退したかと…。
野手の中心は、ホアン・リベラだが、調べても彼が今季、プレイした形跡がない。
他にはオリックスのフランシスコ・カバライヨがいるが、彼に期待がかかるようでは…。
強化試合で対戦したプエルトリコも似たようなもの。
6日の試合に先発したランディ・フォンタネスは、日本を2回まで無失点に抑えたが、
彼は今季、昇格した3Aで1勝4敗、防御率6.04と打ち込まれた投手である。
キャッチャーのオミア・サントスは2009年にメッツで96試合に出場したが、
その後は、15試試合に出場したのみ。今季はプレイ記録がない。他の野手では、
ホセ・リベラ、ホワン・シルバら3Aまで昇格している選手もいるが、メジャーに上がるほどではない。
ホルヘ・ヒメネスは2Aまで順調だったが、すでにレールを外れている。
前回のWBCで優勝したドミニカ共和国には、懐かしい顔がある。
2012、13年に中日に在籍した先発候補のダニエル・カブレラは、メジャーで48勝を挙げた投手だが、
最近は、マイナーリーグ、メキシカン・リーグなどを転々。捕手のミゲル・オリーボも同じような道を歩み、
メジャーで1124試合の出場経験があるが、昨年、ドジャースのマイナーにいた時、チームメートの
耳を噛みちぎって解雇された。
アイェンディ・ペレズ、アヌーリー・タバレス両野手には今後、まだメジャー昇格の可能性がありそうだが、
“ひょっとしたら”というレベルではないか。