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ラグビー日本代表フルバック(FB)五郎丸歩(29)は世界最高峰リーグといわれる「スーパーラグビー(SR)」のレッズ(豪州)移籍が明らかになった4日、
クラブの公式サイトに「新しいチームメートに会い、戦いに参加することを楽しみにしている」とコメントを寄せた。
しかし、「新しいチームメート」は必ずしも褒められた選手ばかりではない。
中には評判の「札付き」もいるし、豪州のプロラグビー選手には犯罪者がごまんといるからだ。
五郎丸と同じレッズのFBで、リーグを代表するニュージーランド出身のカーマイケル・ハント(28)は今年2月、コカインの不法所持で逮捕され、
罰金刑(約24万円)に。豪州ラグビー協会からも罰金280万円と、6週間の出場停止処分を科された。
豪州の地元紙などによれば、ハントは昨年6月から12月にかけて他チームの選手にコカインを分け与える仲介人のような立場だったという。
昨季オージーボールなど他のリーグでの実績を引っさげて鳴り物入りで入団しながら、出場停止処分を食らった今季は、わずか9試合の出場に終わり期待を裏切った。
違法薬物でお縄になる選手は他にもいる。五郎丸がプレーするSRとはリーグが異なるものの
「ラグビーリーグ」(13人制)のスター選手である「ニューカッスル・ナイツ」のFWクリス・ヒューストン(30=豪州)は
10年3月にコカインの他に合成麻薬を取引していたとして逮捕、起訴された。
ナイツは前年の12月にも同様の容疑の逮捕者を出しており、当時はチーム内に薬物が蔓延しているとの疑惑が浮上したほどだ。
「豪州はただでさえ麻薬使用者が多い。中でもマフィアに狙われるのは高給取りの部類に入るプロラグビー選手たちです。
クスリに手を出す金銭的余裕があって、そのうえチームメートに広めてもらえるメリットもありますからね」(現地のマスコミ関係者)
■盛り場でのケンカも日常茶飯事
ラグビー界はそもそも薬物使用が問題視されている。分厚い筋肉の鎧を身にまとって、なおかつケタ外れのスピードが要求される。
筋肉増強剤やヒト成長ホルモンとは切っても切れない関係があるうえ、豪州のプロリーグは麻薬汚染の問題も抱えているというのだ。
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2015年11月7日
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「札付き」のワルも多い(C)AP