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＝2015/11/01付 西日本新聞朝刊＝
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将棋のプロ棋士、加藤一二三（ひふみ）九段（７５）が３１日、福岡市中央区の上智福岡中学高校の文化祭に招かれ、
ミニ講演会と指導対局で生徒や来場客と交流した。
同校将棋部が廃部の危機にあると伝え聞いたＯＢを中心に「部の存続と活性化のために」と企画。
加藤九段が敬虔（けいけん）なクリスチャンで、カトリック系の同校と縁があることから実現した。
加藤九段は、生まれ育った嘉麻市の小学生のころの思い出や、タイトル獲得にまつわるエピソードなどを熱弁。
一度に５人を相手にする「５面指し」の指導対局では、来場客の小学生や高校生などと真剣な表情で
一手一手を指し＝写真、終局後に指し手を解説した。案内役を担当した現役将棋部員１０人は加藤九段の
パワフルさに圧倒されっぱなし。高校２年の部長（１７）は「将棋界の偉大な人に本当に会えるなんて」と感激していた。
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