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プレーオフ（ＰＯ）戦線生き残りへ、Ｊ２コンサドーレ札幌ＦＷ内村圭宏（３１）が、２年前の再現を狙う。
札幌は１１月１日、札幌ドームで千葉と対戦する。残り４戦で、現在１３位ながら、６位・東京Ｖとの勝ち点差は９。
ただ、千葉に敗れれば、他の動向次第で６位以内が完全消滅する。負けられない戦いへ、内村は２８日、
「残り全部勝ってもどうなるかは分からないが、俺たちにも意地がある。勝ち続けて終わらないと」と語気を強めた。
舞台は整った。２０１３年１１月３日、今回と同じ残り４戦で、札幌ドームに千葉を迎えた。
伯仲の展開も後半３６分、相手ＧＫが足元で処理したボールを内村がスライディングで奪い、決勝点を挙げた。
負ければ５位以内がなくなり、残るＰＯ枠は一つしかなくなるという状況から３連勝を飾り、
最終戦までＰＯ進出の可能性を残した。「２年前のようなことも、なくはないから。我慢してしぶとく勝ちたい」。
２年前は最終的に８位でＰＯには進めなかったが、今季こそ、逆転滑り込みへ、内村は体を張っていく。
日本ハムが日本シリーズ進出を逃したため、会場が厚別からドームに変更された。
このピッチでは、ＦＷ都倉賢（２９）と並び、チーム最多タイの１４点を挙げている。
それだけに内村は「ドームなので。当然、決めて勝ちに行きたい」と、チーム内での
単独１位浮上と勝ち点３獲得を見据えた。２年前も同様に会場が変更された一戦で、結果を出した。
同じシチュエーションの今回、有言実行を果たす。
今月前半の離脱要因となった右内転筋痛も「状態は良くなっている」と前進を感じている。
休み明け３戦目で上積みが見込める今回、内村が７戦ぶりゴールで上昇気流に乗せる。（砂田 秀人）
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