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■「司令塔はアディオ」
ACミラン所属の日本代表FW本田圭佑は、9月22日のリーグ第5節ウディネーゼ戦以来、スタメン出場から遠ざかっている。第8節のトリノ戦からミランが4-3-3システムに変更し、厳しい状況に置かれている。
しかし、ここにきてさらなる苦境が待っていそうだ。イタリア紙「トゥット・スポルト」が、「ミラン、司令塔、アディオ」という見出しで、シニシャ・ミハイロビッチ監督による4-4-2システムへの再変更を報じている。
今季のミランはトップ下を置く4-3-1-2システムでスタートした。本田はリーグ序盤にトップ下でスタメン出場を続けたが、ゴールやアシストといった数字に残る結果を残せなかったことで大きなバッシングを浴びた。
その一方で、「自分の家」と語るトップ下のポジションをチーム内で争うことは、望んでいた状況でもあったはずだ。
だが、そのポジションはミハイロビッチ政権下のミランからは永遠に失われようとしている。
同紙は「けがのFWたちが戻って来たら、常に4-4-2で試合をしよう」と、ミハイロビッチ監督が明言したと伝えている。
現在、FW陣ではマリオ・バロテッリ、エムベイェ・ニアング、ジェレミー・メネズが離脱しているが、ニアングに関しては全体練習に復帰したと報じられたばかり。
現状ではFWの人数が不足気味のミランだが、その不安がなくなれば4-4-2へシフトすることを指揮官は望んでいるようだ。
■ さらに厳しい立場に
また、同紙は「本田と特にスソは、4-4-2になると出番が少なくなる」とも分析している。
現在、3トップの右ウイングを務めているFWアレッシオ・チェルチは、「4-3-3と4-4-2は自分にとって大きな差はない」と発言。
一方で、中盤が横に並ぶ4-4-2システムにおける本田の立ち位置はかなり微妙な状況にある。
現状では、左MFで有力なレギュラー候補は、本田とトップ下を争っていたイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラだ。
右利きで中央に進出するプレーを得意とするボナベントゥーラの逆サイドに、左利きで中央に入ってプレーしたがる本田を入れると、2トップということも相まって中央が大渋滞になる可能性が高い。
現状の選手起用における優先順位と戦術的なバランスを考えても、本田がかなり厳しい立場に立たされることが予想される。
スタメンから外された10月4日の第7節ナポリ戦後、「ストラクチャー(構造)から見直すべきだ」、「選手に責任があると語っている時点でナンセンス」といった強い発言に打って出た本田だったが、
そこから負のスパイラルに陥ってしまっている。自身の特長を生かせるポジションが次々にチームから失われていく中、ミラン3シーズン目となった背番号「10」は存在感を示すことができるのだろうか。
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