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巨人から相談を受けた警視庁は情報収集を開始しており、捜査関係者は3選手に賭博罪が成立するとみている。焦点は賭博を仲介した男性2人の関与。
野球賭博を収入源とする暴力団の存在が浮かぶ可能性もある。
▼証拠がない賭博
「野球賭博はメールなどでやりとりする『顔の見えない犯罪』。証拠が残りづらく、数ある賭博のなかでも全容がつかみづらい」
野球賭博に詳しい捜査関係者はこう指摘する。
日本野球機構の発表によると、3選手は大学院生の男性や飲食店経営の男性から、各チームの戦力に合わせたハンディを付けたメールを受けて賭けを繰り返していた。
関係者によると、野球賭博はハンディ師と呼ばれる人物が、弱いチームにハンディを付け、ギャンブル性を高めている。
ハンディや賭ける金額はメールなどでやり取りし、そのつど消去。現金を清算する場合も銀行口座への振り込みなどはせず、証拠をなるべく残さないという。
今回の野球賭博は少なくとも昨年4月に始まっており、現金の授受もあった。警察幹部は「一連の賭けは現金のやり取りを前提としており、外形的には賭博罪に当たる」と指摘する。
▼「胴元」は誰なのか
焦点は、仲介した男性2人の役割と人脈だ。
一般的に野球賭博は暴力団の収入源とされる。警視庁幹部は「賭博の胴元は誰なのか。当然、何らかの暴力団が背後にある可能性はある」と警戒する。
暴力団捜査を担当する組織犯罪対策4課で相談を受けているのもこのためだ。平成22年に発覚した大相撲の野球賭博事件で警視庁は、
消去された携帯メールを復元して分析し、胴元側と客側を立件したが、暴力団の関与は証拠が足りず、立件を見送った。
男性2人は暴力団関係者でも胴元でもなく、客を勧誘するだけの営業役だった可能性もあるが、野球賭博を紹介したとして賭博開帳図利罪の幇助(ほうじょ)になることもあり得る。
「暴力団の存在だけでなく、2人に選手側からチームの内幕などが漏れていた場合、問題はさらに拡大する可能性もある」(捜査関係者)
警視庁幹部は「関係者間で証拠隠滅が加速している可能性もある。真相の解明は時間との戦いだ」と話している。
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