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ＤｅＮＡが、巨人から戦力外通告を受けた久保裕也投手（３５）の獲得に乗り出すことが４日、分かった。
チームは３年ぶりの最下位に沈み、投手力の強化が不可欠と判断。この日、巨人退団が決まったことを受け、調査を開始する方針を固めた。
今季チーム防御率（３・８０）はセ・リーグ最低だった。
新人守護神の山崎康がチーム最多の５８試合に登板し３７セーブを挙げたのが光ったが、規定投球回をクリアした先発は１人もおらず、救援陣へ負担がかかる悪循環だった。
久保は入団１年目から先発、中継ぎとフル回転し、１０年には球団史上最多となるシーズン７９登板を果たした。
翌１１年は夏場から抑えを務め、６７試合で４勝２敗２０セーブ、防御率１・１７。今季の１軍出場はなかったが、経験と実績は申し分ない。
３日のファーム日本選手権に登板したばかりの久保はこの日、ヤクルト戦の試合前に東京Ｄを訪問。「自分の良かった年に優勝ができず、良くなかった年にチームは優勝。
一度も頑張って優勝に貢献したことがなかったのが心残りです」と巨人との別れを惜しんだ。
近年は右股関節唇や右肘の手術を受けているものの、体調面の不安はなく、現役続行を希望している。
チームは４年間指揮した中畑監督が退任し、来季は新体制で１８年ぶりの優勝を目指すが、まずはベテラン右腕の補強へ力を注ぐことになりそうだ。
◆久保 裕也（くぼ・ゆうや）１９８０年５月２３日、福岡県生まれ。３５歳。沖学園高から東海大を経て、０２年ドラフト自由枠で巨人入り。
通算成績は４１８登板、４７勝３５敗３６セーブ、防御率３・４７。
今季は１軍登板がなく、２軍で３８登板、３勝２敗３セーブ、防御率３・６２。１７７センチ、８０キロ。右投右打。今季年俸は５０００万円。
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スポーツ報知 10月5日(月)5時3分配信
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３日のファーム選手権に登板、ファンの熱い声援に泣きながら握手を交わす久保