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Jリーグがアドバイザー契約を結んだ5人にインタビューしていく「Jリーグ・ディスラプション」特別編の第二弾は、
慶應義塾大学の大学院政策・メディア研究科特別招聘教授などを務める夏野剛氏。
「iモード」の生みの親であり、ニコニコ動画を黒字化させた夏野氏に、Jリーグを活性化させるための
方法を聞いた。夏野氏の考えるテクノロジー活用法、リーグの抜本改革案、
国際戦略などを4日連続でお届けする。
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─夏野さんは堀江貴文さんや統計家の西内啓さんらとともに、Jリーグのアドバイザーに就任しました。
Jリーグがもっと盛り上がるために、どうすればいいと考えていますか。
夏野:今のJリーグの在り方は、サッカーをやってきた人を中心としたファンのための
プロスポーツになっているように思います。つまりファン層が、
基本的にサッカー経験のある人で固定されているんですね。
ツイッターで「お前はサッカーの何を知っているんだ」とか「サッカーをやったこともないヤツのくせに」と、
サッカーファンから言われることがあります。確かに1993年にJリーグが誕生し、
日本サッカーのレベルが底上げされてきました。サッカー部出身のOBたちの中から、
Jリーグのようなコミュニティが生まれてきたのは、良かったと思います。
でも、もはやそういう段階ではありません。ワールドカップに常時出場するようになり、
若い選手がプレミアリーグやブンデスリーガなど、世界のリーグにこれだけ移籍するようになった今、
Jリーグに必要なのは、サッカーを昔から応援してきた人じゃなくても入りやすいコミュニティ。
サッカーをさらに幅広く国民的スポーツにしていく段階にきていると思います。
つまり、「サッカーをする人による、サッカーをする人のための、サッカーをする人のリーグ」ではなく、
サッカーをしたことがない人でも気軽に楽しめる、ファン層の広い国民的スポーツにしていく必要がある。
少なくとも、ヨーロッパと南米ではそういうスポーツになっているわけです。
日本では、野球とサッカーの一番の違いはそこにあって。野球部出身じゃなくても野球は楽しめるけれど、
サッカー部出身じゃないとサッカーはいまいちかもしれない、みたいな感じになっている。
改善点はここだと思いますね。
現状のJリーグは「欧州への選手養成所」
─確かに、日本代表は国民的に楽しめるコンテンツになっていますからね。
日本代表はそういうコンテンツになっているのに、Jリーグはそうなっていないのが最大の問題です。
先ほど言ったように、サッカーをしたことがない人でも気軽に楽しめるJリーグにするために、
アドバイザーとして物申していきたいと思います。
─具体的には、どんな問題がありますか。
今のJリーグの最大の問題は、有力な選手がみんなヨーロッパに行くこと。
日本代表のレギュラーに、Jリーグでプレーする選手があまりいません。こういう状況を打破するためには、
国内チームのレベルを上げるしかないと思います。
─そのためにはどうすればいいでしょうか。
ズバリ、外国人枠を撤廃したほうがいいと思います。外国人枠とは、
国内の公平性を担保する仕組みなんですね。つまり、「おカネのあるチームが外国からバンバン補強したら、
そのチームに勝てなくなるじゃん」と。そうなるとつまらなくなるから枠をつくろう、と。
で、国内の選手を育成しようということだと思います。
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前スレ★2(★1:2015/09/26(土) 21:25)
【明治安田生命Jリーグ】Jリーグは「欧州への選手養成所」…それを見せられる日本の観客はつまらない★2
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