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芸能人のTwitterアカウントではときに一般人からの否定的な意見を引用リツイートする、いわゆる“晒(さら)し”を行い、結果大量のファンが一般人に暴言をぶつけるという炎上がしばしば起こる。
「気に食わない相手をファンを利用してつぶそうとしている」として批判を浴びがちな晒(さら)し行為だが、芸能人にだって言い分はあるのだ。
■芸能人もむやみやたらと“晒(さら)したい”わけじゃない
8月7日にはAKB48の島崎遥香がTwitterで、自身を非難する一般女性のコメントを引用リツイート。
女性は島崎の20万人ほどのフォロワーに晒された形となり、ファンが女性のアカウントに向けて罵詈雑言(ばりぞうごん)を書き連ねるという大炎上を巻き起こした。
島崎もここまでの騒ぎになるとは思っていなかったのか、その後当該ツイートを削除している。
過去にはタレントの木下優樹菜も晒(さら)し行為を行っている。自身がInstagramに公開した料理の写真を否定するような内容を書き込まれた際、真っ向から相手にぶつかっていった。
その後、当該ユーザーが謝罪すると木下もアッサリと許した。
批判の真意を聞くために晒(さら)すという例も存在する。
お笑いコンビ・さまぁ~ずの三村マサカズは今年3月に番組内で共演者の胸を揉(も)んだとして炎上したが、自身への批判に「どういうことでしょうか?話を聞きたいです」と返信。
その後他のTwitterユーザーから「この方、晒(さら)しあげみたいになっちゃって気の毒です」と指摘されると、三村は「これで終わりにしますが誰も悪くないんです。
ただ、自分の悪かった部分もあるので、その方の言葉を借りただけ。そんなことしなくても笑いをとれる!!」と答え、あくまで批判者と対話をしたかっただけだと強調した。
■一方的に暴言を吐いた時点で立場は対等
ネット上では、晒(さら)し行為は相手への仕返し的な行為だとして非難の対象となっている。
しかし芸能人側からすると「晒(さら)してやる」という悪意というより、「批判に回答したい」という当たり前の欲求に従ったまでのことだろう。
それでも芸能人に多大なる影響力があるのは確かであり、晒(さら)しに対する意見は賛否が分かれやすい。
そうしたなか、お笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーの村本大輔は昨年5月放送のラジオ番組「ウーマンラッシュアワーのオールナイトニッポン0」(ニッポン放送)で、
「芸能人はフォロワー数が多いのだから、一般人の批判的なコメントを晒(さら)すべきではない」という意見に対する持論を展開。
「Twitterってリングに上がってきてるんだ。(その時点で)同じボクサーなんだぞ」「パンチ力がデカイか弱いかの違いで、それが嫌だったらTwitterでケンカを売るのはやめたほうがいい」
「最初にリングに上がってパンチしてきて、殴り返されたら『パンチ力が強すぎるんですよ』って言われてもおかしいんだぞと思う」と語り、
オープンな場で芸能人に意見をぶつける以上それなりの覚悟が必要だということを主張している。
「相手はただの一般人なのだから芸能人は何を言われてもスルーしろ」という意見は、“一般人”を言い訳に傍若無人な振る舞いを通そうとしているに過ぎない。
人はなぜかネット上となると、「自分が何か言ったなら、相手に何か言い返されても文句は言えない」という当然のことを忘れてしまいがちなようだ。
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