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【テレビ】全編「27時間テレビ」の番宣だった「めちゃイケ」が素人のダンスをメインコンテンツにする愚策 - 暇つぶし2ch1:オムコシ ★@\(^o^)/
15/07/14 08:51:22.27 *.net
メディアゴン 7月11日 9時4分
高橋維新[弁護士]
2015年7月4日放映のフジテレビ「めちゃ×2イケてるッ!」(以下、めちゃイケ)は全編が「27時間テレビ」の「番宣」(番組宣伝)であった。
メインの企画は「27時間テレビ」の1コーナー「ちびっこホンキーダンス選手権」の頭出しである。
「ちびっこホンキーダンス選手権」は、日本全国のダンスが巧いちびっこにダンスを披露してもらい、そのNo.1を決めるという趣旨の企画である。
ちびっこなので(一部セミプロのような巧者も集まってはいたが)、基本的には素人である。
そうなると、まずダンスというエンターテインメントについて論じる必要がある。
結論から言えば、ダンスは、単体では全くテレビ向きではないエンターテインメントである。
筆者は「27時間テレビ」の1コーナーにダンスメインの企画を据えたことが正気の沙汰とは思えない。
エンターテインメントは、参加型と鑑賞型に分けられる。
意味は読んで字のごとくであるが、ダンスは参加型のエンターテインメントとしてはとても優れている。
ダンサーと一緒になって踊れば、単純に楽しい。
そして、なぜ参加型のエンターテインメントとして優れているかといえば、やはり「自分にもできそうな動き」をやってくれるからである。
実際のところはやってみると全然思い通りに体が動かないのではあるが、それは別の話である。
ダンスは一見した段階では意外とできそうで、参加への敷居が低いのである。
それゆえに、鑑賞型のエンターテインメントとしては一定の限界がある。
「できそうな動き」をするので、見てもあまりすごいと思えないのである。
「自分にとてもできなさそうなすごい動き」をやってくれるエンターテインメントなら、サーカスや雑技団の方がよっぽど派手なことをやっている。
ところがダンスでは、サーカスほど高くも飛ばなければ、雑技団ほど人間離れした柔軟さを見せるわけでもない。
だから、ダンス単体を見ただけでは、それほどの感動も驚きも呼び起こさない。
ダンスが鑑賞型のエンターテインメントに回るのは、あくまで添え物としてである。
主役の歌にダンスを添えれば歌謡ショーになる。
ダンスと歌をもっと(切り分けが難しいほどに)混ぜるとミュージカルになる。
ここでは主役は歌であって、ダンスは単なる賑やかしでしかない。
ダンスが鑑賞型のエンターテインメントとしてメインを張れるとすれば、
「驚き」や「感動」ではなく、「笑い」を主眼に置いた場合である。
岡村隆史やガレッジセールのゴリのような「フラ」(笑いの対象になるような、
外見が放つ面白みや明白な特徴)持ちが踊ればおもしろい。
敢えて失敗や動きのズレを入れたりしてもいい。
今回の出場者だと、例えば、ステップに合わせて地面に置いたうどんの生地を踏んでいたチームが「ファニー」なダンスを志向していたと言える。
このようなファニーを入れずに、感動や驚きのみで勝負すると、ダンスは単体では(参加型はともかく)鑑賞型のメインは張れない。そして、テレビは優れて鑑賞型のメディアである。
舞台のように客が演者と空気を共有しているわけではないので、参加がしづらい。テレビのある部屋でドタバタ踊るわけにはいかない人も多いだろう。
だから、テレビでダンスをメインコンテンツとするのは愚策以外の何物でもない。
ここには、今回も出てきたEXILEと所属事務所のLDHの意図を感じずにはいられない。
前述の通り、ダンスというのはエンターテインメントの世界では基本的に添え物なので、ダンサーという職業も、
演者の中では地位もギャランティーも低かった。
これは筆者の推測に過ぎないが、HIROがEXILEとLDHというものを立ち上げた動機には、
彼自身ダンサーとして色々と不遇な扱いを受けてきた経験から、ダンサーを低く見る業界の態勢を変革し、
その地位をもっと向上させたいという思惑があったのではないか。
URLリンク(zasshi.news.yahoo.co.jp)
※続く


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