【野球】野球IQは高いんです──元木大介のクセ者回顧録 僕の15年間のプロ野球生活はたった5分で“ピリオド”at MNEWSPLUS
【野球】野球IQは高いんです──元木大介のクセ者回顧録 僕の15年間のプロ野球生活はたった5分で“ピリオド” - 暇つぶし2ch1:砂漠のマスカレード ★@\(^o^)/
15/06/09 15:18:13.73 *.net
頭から冷や水をかけられるような電話でした。
2005年9月25日。二軍で悶々としていた僕の携帯電話が鳴りました。液晶に目をやると、球団マネジャーからです。
よっしゃ、一軍昇格やな。やっときたよ。
7月6日に肉離れで二軍落ちしてから、2カ月半。
足の故障はすっかり癒え、実戦復帰した二軍では打率3割を軽く超える成績を残しながら、一向に上からお呼びがかからない。
若い選手の「絶好調なのに、なんでですかね」という言葉に苦笑いを浮かべて悔しさをごまかす毎日を過ごしていただけに、年甲斐もなく舞い上がりました。
お疲れさまです!
いつも以上に明るい調子で電話に出ると、マネジャーが対照的な低いトーンで言いました。
「清武球団代表が、明日の夜6時に帝国ホテルに来てくれって」

そういうことか……。
翌日、5時40分に約束の帝国ホテルに着くと、あまり早く行くのもかえって失礼と思い、駐車場に止めた車の中でボーッと時間を潰しました。
クビか……。もう野球ができなくなるのか……。
5分前に指定された部屋を訪ねたものの、代表はまだ来ていない。
椅子には座らず、窓際に立って待っている間の静寂がいよいよ気分をめいらせました。
6時8分に部屋に入ってきた代表は、遅れたことを詫びるでもなく、「単刀直入に言います。来年は戦力として考えていません」といきなり切り出しました。
「どうします?」
どうしますと言われても、いきなりのことですから今ここですぐに返事はできません。
「そうですか。一応、西武からトレードの話があります。辞めるか、移籍するか、3日後に電話をするので、そこで返事をください。話は以上です」
お疲れさまも、ありがとうの言葉もないまま、巨人一筋15年間の僕の野球人生はわずか5分でピリオドを打たれました。
ショックというより、悔しかった。レギュラーに定着し切れず、誇れるような数字は残してはいません。
でも、浪人してまで入った憧れの巨人で自分なりに精いっぱいやってきたつもりです。
一言、よくやってくれた、と言われれば、なんの悔いもなくユニホームを脱いでいたと思います。
その日から、後にも先にもこんなに悩んだことがないというくらい、しんどい日々が始まりました。
救ってくれたのは、親父の一言でした。(つづく)
▽もとき・だいすけ 1971年12月30日生まれの43歳。大阪府出身。上宮高時代に甲子園に3度出場し、歴代2位タイの通算6本塁打を放つ。
89年のドラフト1位でダイエーに指名されるも、入団を拒否してハワイに野球留学。
翌90年ドラフトで巨人から1位指名を受けて入団。長嶋監督が「クセ者」と呼んだ野球センスを武器に一時代を築いた。
05年オフに引退し、現在はタレントとしても活躍する。通算成績は1205試合に出場して打率・262、66本塁打、378打点。
URLリンク(www.nikkan-gendai.com)
2015年6月9日
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