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前回大会で初の世界一という快挙を成し遂げる一方、
4年がたって「なでしこブーム」に陰りが見えてきた。
なでしこリーグは1989年に開幕。一流選手がプレーし、多くの企業が経営に参加して
「世界一のリーグ」と称されたが、バブルがはじけた90年代後半に企業が相次いで撤退。
2000年シドニー五輪の出場権を逃したことが追い打ちとなり、リーグは低迷。
同年の1試合平均の入場者は約180人と閑古鳥が鳴いた。
ところが、11年W杯ドイツ大会で初優勝、12年ロンドン五輪で銀メダルを獲得して一転、
過去にない追い風が吹き、「なでしこ」は国民的な知名度を得た。プレナスなでしこリーグの
観客数は10年の8万2054人から12年に23万1504人に膨れあがった。
だが、人気は長く続かない。13年は3割減の16万7809人。2ステージ制を導入した14年は、
1部の試合数を42試合増やしたなかで計21万309人となった。
この4年間で女子サッカーの裾野は広がりをみせているが、日本中学校体育連盟によると、
14年度の女子サッカーの加盟校数は全体の14番目。女子サッカーはメジャー競技とはいえない。
若年層のプレー環境の整備は急務であり、日本協会は選手育成の拠点作りを進める。
今年4月、女子の中学3年間を対象とした選手育成校「JFAアカデミー今治」が開校。
女子中高生が通うアカデミーは全国で3校となった。日本協会の上田栄治・女子副委員長は
「気軽にサッカーができる場所作りも必要。息の長い取り組みをしていくことが大事」と話している。
(吉原知也)
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