15/05/25 07:24:22.05 *.net
◆J2第15節 栃木1―1金沢(24日・栃木グリーンスタジアム)
前節まで3位のツエーゲン金沢は、敵地で栃木に1―1で引き分け、2位に浮上した。
前半3分に先制を許すも、同12分に主将のMF清原翔平(27)が、自身6試合ぶりとなる今季9得点目を決め、追いついた。
足が止まった後半に何度もピンチを招いたが、追加点を許さず勝ち点1を獲得。
J2昇格1年目チーム(J2初年度の1999年は除く)としては単独最長記録の12試合連続負けなしとなった。
主将の6試合ぶりの一撃が、ツエーゲンに貴重な勝ち点1をもたらした。
前半3分にいきなり先制を許したが、同12分だ。「流れ的にも時間帯的にも良かった」と清原が振り返るように、理想的な展開で同点に追いついた。
相手のクロスをGK原田欽がキャッチ。カウンターからMF山藤らがボールをつなぎ、最後はMF大槻から走り込んだフリーの清原へ。
勢いよく振り抜いた左足シュートは、ゴール右隅へ吸い込まれた。「自分の思った通りに蹴れた。
フリーなら決めなきゃいけない」と背番号7。後半は足も止まり、何度もピンチを迎えたが、原田欽の好セーブや相手シュートがクロスバー、
ゴールポストに当たるなどギリギリのところで耐え抜いた。
これで、J2昇格1年目チームとしては単独最長記録となる12試合負けなし。
清原は「J1から降格したチームも(負けないのは)難しい。胸を張っていいかなと思います」と手応えを口にした。
森下仁之監督(47)も「ここまで選手たちはよくやってくれています」とイレブンをたたえた。
今季で就任4年目の指揮官。JFLだった1、2年目は「どうやったら地域の方々に喜んでもらえるか考えた結果、攻撃的なチームを作ろうとした」。
しかし、14位、7位と上位に入れず。J2ライセンスも取得し、昨季は、J3で結果を出せばJ2に昇格できる状況となり、
「割り切った」と徹底した守備強化に努めた。参考としたのは、スペインリーグのAマドリードだった。
バルセロナとRマドリードの2強が君臨する中、ツエーゲンと同じ4―4―2で13―14シーズンに優勝。
「ブロックの作り方、堅守は素晴らしい」とメガクラブを抑えた戦いに感銘を受けた。
4試合連続ドローと粘り強い戦いを続けるが、次戦は3試合ぶりのホーム戦。「みんなの期待に応えたい」と清原。
基本となる守備を意識しながら、5試合ぶりの勝ち点3を狙う。(古川 浩司)
5月25日(月)7時3分配信
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