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県スポーツ少年団が、軟式野球の指導者を対象としたライセンス制度を導入した。指導の質を高め、野球人口の
減少を食い止めるのが狙い。基準を満たさなければ監督になれない規定も盛り込んだ全国的に珍しい取り組みだ。
ライセンスは一番低いD級から、C、B、A、S級まであり、監督を務めるにはS級かA級が必要となる。
日本体育協会公認の指導者資格の取得や、県が独自に行う研修会への出席によってポイントが加算され、等級
が上がる仕組み。定期的に研修会に出なければポイントが失効する。
二月の研修会では、プロ野球選手の治療も手がける慶友整形外科病院(館林市)の医師が講演。投げさせ過ぎ
による故障に警鐘を鳴らし、保護者に指導者へのお茶くみなどを強いることで少年野球が敬遠されている実情を
指摘した。太田市のチーム「旭サザンクロス」で指導する中村哲也さんは「(選手に)過度に負担をかけないことの
大切さを再認識した」と話した。
県スポーツ少年団によると、二〇一二、一三年の二年間でサッカーの団員数は十四人減なのに対し、野球は
八百五十人も減少したという。同少年団軟式野球部会の関口善三郎会長は「少子化以外にも原因がある。
指導者に自覚させ、意識改革しないと」と強調した。
東京新聞
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