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プロ野球の試合時間短縮が叫ばれている。４月３０日に発表された９回までの試合時間は、パ・リーグは昨年の３時間１８分、
セ・リーグは３時間１６分から、ともに３時間８分に短縮（５月５日現在）。自分が担当している西武の試合は、数字以上に相当短くなった感がある。
しかし本当に試合時間は長いのか？ 野村克也さんに話を聞くと「試合が長いとか言っているのは、どっちが勝とうと負けようと関係ない人間だけや。
お客さんは試合時間が長い方が『球場にたくさんいられる』と喜んでいる。短いと『同じ入場料なのに、なんか損した気分だ』と言っとるわ」とバッサリ斬って落とした。
確かに自分が新聞記者になる前に球場に行っていたときは、そう感じていた。
西武ではほぼ毎試合で、お客さんがグラウンドに降りて参加できるイベントを開催。最近は他球団でも同じようなものを行い、
多くのファンが参加しているが「試合時間が長い」と思っていたら、イベントに参加せずに、さっさと帰るだろう。
試合時間が短くなった理由のひとつに、ストライクゾーンが広くなったという声が上がっている。
西武の田辺徳雄監督は「今年は見逃し三振がもの凄く増えている。とんでもない球をストライクと言われることもあり、あれでは野球ではなくなる」と指摘。
そこで「試合時間が長いと感じることはありますか？」と聞くと「ない」とキッパリ言い切った。
また試合時間が短くなって困っている人もいるという。ある球団の関係者は「これまではナイターで（午後）８時すぎに六回ぐらいで
『ビールもう一杯』となるところが、八回になっていると『もういいか』となっているそうです」と売店など飲食の売り上げが下がっていると明かした。
野球を五輪競技に復活させるためにも試合時間短縮という意見もあるようだが、そもそも外れた理由は世界的な競技人口の少なさと、参加国の少なさが最大の原因。
もちろん他にも試合時間を短くしたい理由はたくさんあるだろうが、利点ばかりではない。
自分は野村さんの意見が正しいと思う。（塚沢健太郎）
5月6日(水)14時18分配信
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1 ：2015/05/06(水) 15:22:22.26
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