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【球界ここだけの話】
４月２２日に日本ハムの主砲・中田翔内野手が２６歳の誕生日を迎えた。
その日、行われた西武戦（西武プリンスドーム）では、四回に左翼席に運ぶ７号ソロ。
１軍で自身初のバースデー弾は、二刀流男、大谷翔平投手（２０）との“ＯＮアベックアーチ”というオマケ付きだった。
試合前には、祝福する報道陣やチームメートに「言葉はいらんよ」と“現物”を要求。
やんちゃな一面をのぞかせたが、こんなこともポツリとつぶやいていた。
「入団したときは“動けるデブは最強”と言って、梨田監督に毒づいていたな」
照れ笑いを浮かべながら、口にした「動けるデブは最強」との言葉。
プロ入り直後の２００８年。当時の監督、梨田昌孝氏（６１）から減量指令を受けた中田が、報道陣の前で発したコメントだ。
大物ルーキーの仰天発言に、スポーツ新聞はこぞって大々的に取り上げた。
球団関係者が「顔がまん丸だった」と当時を振り返るように、入団時の体重は本人いわく「１１０キロくらい」。
実際は、動けるどころか「全然、走れてなかった」という。ただ、当時は走力には自信があったそうで
「いつから走れなくなったんだろ。高２くらいまでは（５０メートル走）６秒２だった」。「加速するまでが遅い」と分析する。
あれから７年。中田はチームだけでなく、侍ジャパンの４番として成長。
今季プロ８年目を迎え、「動けるデブ」の面影はない。昨秋に１０７キロ近くあった体重はオフのトレーニングで９３キロ前後に減量。
「胃が小さくなった」と、普段の食事では高タンパクとされる鶏の胸肉が中心。空揚げも衣を取るなど工夫をしている。
それでも、２６日現在、リーグトップの７本塁打。持ち前のパワーは衰え知らずだ。
ど派手な金髪に「誕生日に１本を５本（分）にしてくれたら意地でも打つけどね」と奔放な発言も健在。
１本が５本塁打になることはないが、メモリアルアーチは、自身初の本塁打王獲得への追い風になりそうだ。
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サンケイスポーツ 4月28日(火)13時0分配信
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４回、誕生日のこの日、左翼席へ本塁打を放つ日本ハム・中田＝西武プリンスドーム
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