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日米野球界では“時短”が進められているが、これに横浜ＤｅＮＡ・中畑清監督（６１）が異論を唱えた。
発端は１２日の中日戦（ナゴヤドーム）。延長１２回２死一、三塁で、７番手でマウンドに上がった加賀が、ルナに初球の甘い球をあっさりサヨナラ適時打されたことだ。
指揮官は２日後の１４日に「おれはまだ納得いっていない」と発言。「加賀は捕手のサインに首を振ることも少ない。
ああいう場面では時間をかけ、打者に打席を外させるくらいでいい。１球に対する執念がほしい。勝負のアヤはそういうちょっとしたところにある」と話した。
しかし、球界は熊崎コミッショナーを中心に試合時間短縮を検討する『ゲームオペレーション委員会』が設置され、来季から具体策の導入を目指している。
米大リーグでは、今季から打者は原則的にバッターボックスを外すことができず、片足は残しておかなくてはならない。
理由なく打席を外し試合を遅らせると、ストライクを宣告されることもあるという。
それでもキヨシ監督は「中身の濃い試合であれば、５時間やってもお客さんは帰らない。
観客の足を止められる試合とはどういうものか、もっと根本的に考えた方がいい」と強調。
「球審のストライクゾーンが狭すぎて球数が増えていると感じる試合もあるし、選手の全力疾走も徹底されていない。
スピード感を増す方法はいくらでもある」と持論を展開した。
ダラダラ長い試合は論外だが、短ければファンの満足度が上がるという単純なものではないはず。キヨシ監督の主張にも一理ありそうだ。 （宮脇広久）
2015年4月16日17時06分
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