15/02/16 02:00:01.00 *
サッカー元フランス代表で、現在はレアル・マドリード(Real Madrid)の下部チームを指導するジネディーヌ・ジダン氏が、
欧州チャンピオンズリーグ2014-15決勝トーナメント1回戦のシャルケ04戦に向け、チームに気を引き締めるよう促した。
前回王者のレアルは、18日に敵地ゲルゼンキルヒェンで第1戦、3月10日にマドリードで第2戦を戦うが、
カルロ・アンチェロッティ監督率いるチームは、簡単な勝ち上がりを予想することが許される立場にある。
昨年大会も同じ決勝トーナメント1回戦で両チームは対戦しており、レアルはカリム・ベンゼマ、ギャレス・ベイル、
クリスティアーノ・ロナウドがそれぞれ2得点を挙げて敵地で6-1と記録的な大勝を収めると、第2戦も3-1で勝利し、2戦合計9-2でシャルケを粉砕した。
しかし、現在レアルのリザーブチームで監督を務めるジダン氏は、トップチームの選手に対し、勝って当たり前だと思ってはならないと話している。
選手としてレアルでプレーし、現在42歳になるジダン氏は、独日刊紙ウェルト(Die Welt)で、
「シャルケはノーチャンスで、レアルが悠々と準々決勝に勝ち進む。私もそんなふうに言いたいところだ」と前置きし、次のように続けた。
「しかし、トーナメントではどんなことでも起こり得る。2試合あれば、格下が番狂わせを起こすチャンスも倍になる。
常に油断してはいけない。特に、ドイツのチームを相手にするときはね」
レアルは過去にドイツの地で27試合を戦っているが、勝利したのは3回しかない。うち2回が優勝した昨シーズンのもので、シャルケ、
そして準決勝ではバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)を圧倒した。
現在シャルケを率いるロベルト・ディ・マッテオ(Roberto di Matteo)監督は、2012年にチェルシー(Chelsea)でチャンピオンズリーグを制しており、
シャルケでは昨年10月の就任以降リーグ3位までチームを引き上げてきた。
しかし、チームに警告を発する一方で、ジダン氏はレアルの決勝進出を疑っておらず、
6月6日のベルリンのオリンピア・シュタディオンでは、レアルとジョゼップ・グアルディオラ監督率いるバイエルンが顔を合わせると考えている。
このスタジアムは、ジダン氏が2006年のW杯ドイツ大会決勝で、イタリアのマルコ・マテラッツィに頭突きを見舞い、退場処分を受けて現役に幕を下ろした場所でもある。
ジダン氏は、「論理的に考えれば決勝はそう(バイエルン対レアルに)なるが、ロジックでは測れないのがサッカーだ。
一定のレベルを過ぎれば、そこにはもうスモールチームは存在しない。チャンピオンズリーグならなおさらだ」と話した。
「簡単な勝利など一つもない。そういう日々はとっくの昔に過ぎ去ったんだ」
2015年2月15日 15時41分
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