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トップ選手はメジャーに行く流れ
やはり大きいのは日本球界でトップを極めた選手はメジャーに行く流れが生まれたことだろう。
野茂に始まり、佐々木主浩、イチロー、松井秀、松坂大輔、黒田博樹、岩隈、そして青木、西岡、藤川、ダルビッシュ、田中将…と
チームの顔の常連だったスター選手の多くはメジャーに行った。
日本の球団で実績を積み、スターとして4~5年プレーした後は活躍の舞台をアメリカに変えてしまうのだ。
今年の号で唯一の連続チームの顔になった金子にしても、昨シーズン終了後にはポスティングでのメジャー移籍が噂された。
トップ選手が長年ひとつの球団に定着しない状況が生まれたため、チームの顔も毎年変わることになるのだろう。
また、プロ野球ファンの選手を見る目が微妙に変化していることも関係しているのかもしれない。
地上波での中継が少なくなったこともあって、最近は好きなチームの試合をスタジアムで、あるいは有料チャンネルで観るコアなファンが増えている。
その分、応援しているチームのことは詳しくて、活躍が目立つスターだけでなく、地味だが貢献度の高い選手や話題性のある選手、
ファン受けする選なども支持を集めるようになった。
これに加えてルックスやフレッシュさもチームの顔に選ばれるうえで重要な要素のようだ。たとえばカープ女子で知られる広島。
11年、12年と連続で表紙に登場したのは前田だったが、13年は堂林翔太、14年は前田が復活したが、今年は若きホープで女性からの人気も高い菊池だ。
古いタイプのファンからすれば、メジャーで十分やれる力があるのに男気を見せて復帰した黒田を今年のカープの顔にしてもらいたいところだが、
伸び盛りの菊池が選ばれた。日本ハムの顔に大谷、阪神の顔に藤浪(今年は鳥谷だが)を選ぶのも、今のファンの目を意識しているからだろう。
トップ選手のメジャー流出によって不動のチームの顔がいなくなっていることは確か。
メジャー嫌いで知られる張本勲氏などは、こうした状況を嘆き「喝!」と言っているわけだが、毎年のように新たなスターが現れるのも、
それはそれでチームに新鮮さが感じられていいのではないだろうか。
2015年2月10日 全文
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