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70年代以降、日本でMLBファンが大きく増えたきっかけが3度あったと思う。
まずは、1977-78年。77年にNHKがワールドシリーズを中継し、翌年からフジテレビがレギュラー放送を始めたのだ。
次は、95年の野茂英雄のドジャースデビュー。そして、01年のイチローのマリナーズ入団だ。
95年や01年とは異なり、77-78年の第1期では日本人選手が不在だった。ブームが長続きしなかったのはそれが原因だと思うが、
その時期に洗礼を受けた私のようなファンにとって、究極の大リーガーの1人がハッスルプレーで知られた安打製造機ピート・ローズだった。彼は今でも特別な存在だ。
そのピート・ローズが、永久追放処分を解かれる可能性を、ロブ・マンフレッド・コミッショナーは示唆したようだ。すでに、多くのメディアが報じている。
25年間の追放処分期間を経て、近い将来ピート・ローズの名前が殿堂入り投票用紙に記されることになるかもしれない。
MLB新コミッショナーのロブ・マンフレッドは、1989年に永久追放処分となったローズ復権のドアを開こうとしているのかもしれない。
「彼(ローズ)の弁護士からすでに(復権の)要望は聞いている。そのことについて話し合うことになるはずだ」マンフレッドは木曜日にESPNラジオ局にそう語った。
通算4256安打のメジャー記録を持つローズは、1989年に賭博行為が発覚。賭けの対象には自身が監督を務めるレッズも含まれており、
当時のバート・ジアマッティ・コミッショナーに球界からの永久追放処分を宣告され、それを受け入れた。
今回のマンフレッド・コミッショナーの発言は、当然ローズの復権を望むファンの声の高まりも感じてのことだろう。
今年のオールスターゲームはレッズの本拠地球場グレート・アメリカン・ボールパークで開催される。
そこでの処分解除発表による彼自身のマーケティング効果も考慮されていることは間違いない。
それでも、ローズには感謝したい
ローズの擁護派の主張は、「賭博行為は八百長などとは違う」「自軍にはいつも勝利に賭けていた」
「処分期間も長期になり、ローズも今年74歳になる。もう十分だろう」というものだ。
しかし、賭博は八百長とセットで考えられるべきで、自軍には勝利に賭けていたからいいという理屈は成り立たないのではないだろうか。
いわんや、本当に自軍の敗戦に賭けたことがないとはだれも証明できないはずだ