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オリックスを戦力外となり、DeNAに拾われた東野は今年を迎えるにあたり、ひとつの決意を固めたことを明かした。
それが禁煙だ。巨人時代から原監督の禁煙指令にあらがい続けた男が、今年は一度もたばこに手をつけていないという。
―たばこ、本当にやめたんですか?
「マジでやめました。今年の1月1日をもってスパッと。疑ってるんですか? 本当ですよ(笑い)。
今年に入って本当に1本も吸ってません。声を大にして言いたいんです。
自分、たばこやめました! このことはゲンダイさんにもどんどん書いてほしいんです」
―巨人時代は原監督に何度も「やめろ」と言われたのに、言うことを聞かなかった。
「10年のオールスターで原監督と僕ら出場選手で食事をした時、『峻、まだ吸ってるのか?』と聞かれて、
正直に『はい』と答えたら、改めて『やめなさい』と注意を受けたんです。
でも、酒の席で気が大きくなっちゃったのか、『たばこをやめるくらいなら、野球をやめるというくらいの意思で吸ってます』みたいなことを言ってしまった。
周りに『やめないくらいの意思を持ってみろ』と言われていたこともあって、今思えば冗談だったんでしょうけど、真に受けちゃったんですね」
―その時の原監督の反応は?
「『わかった。おまえさんはここで吸え』と。あっ、認めてもらっちゃったとその時は思いました。今思えば、怒り心頭だったんだろうなと。
逆の立場なら、何度注意しても聞かない選手をいいとは思わないですよね……。原監督の気持ち、真意をくめなかったことは、今も後悔しています」
―禁煙を決断したきっかけは?
「オリックスをクビになったし、3人目の男の子が生まれたというのもありましたし。DeNAは喫煙のルールが厳しいチームだとも聞いていましたしね。
高田GMからは『おまえ、吸っていいんだぞ』とは言っていただきましたが、自分の意思でやめますと。
球団は選手に禁煙外来の世話をしてくれるそうなんですが、人の手を借りたらまた吸ってしまいますからと、断りました。
去年の12月31日の11時59分まで吸ってましたけどね。残していた5、6本、一気にいきました(笑い)」
―吸いたくならないですか?
「酒を飲んだりしたら、メチャクチャ吸いたいですよ。キャンプはホテルでひとりで過ごす時間も多いし。
中には悪い人もいるんです。『1本くらい大丈夫だよ』とか言って(笑い)。1月には結局、個人で禁煙外来に通いましたもん(笑い)」
―今のところ禁煙を継続できている。
「たばこをやめて何かが大きく変わるということはないかもしれない。ただ、今まで取り組んだこともないし、強い意志でやらなくちゃいけないなと。
自分が変わらないと何も変わらない。それに……」
―それに?
「世間の皆さんのイメージを一変したいんです。たばこをやめて成績残して、『どや!』って(笑い)。
ネットで『東野峻』って調べたら(予測検索ワードの上位に)『たばこ』って絶対出てくる。
で、まだ吸ってるのかなんて、メチャクチャ書かれてるし。
正直、何で俺だけこんなに言われるの? みたいな(苦笑い)。
たばこをやめ、成績を取り返し、東野峻は終わってないと。ここで終わったら、そのイメージは変わりませんから」
―DeNAでは一軍のイスは保証されていないが、高田GMは「まだまだボールに力はある。地獄を見た選手は強い」と言っていた。
「今はルーキーと同じです。もう守るポジションもない。今までは自分を守ることで必死でしたけど、これからは攻めて攻めて、ポジションを奪ってやります。
去年までの3年間、苦しかった頃には二度と戻りたくありませんからね!」
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2015年2月8日
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