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「テロとの戦争」は観光客を減らすぞ 2015.01.14(水)
去年、パリに行っていて本当に良かった。移民のスリから狙われながらも、
ゆったり美食とワインを堪能しながら、街をぶらぶら呑気に歩くことが出来た。
イスラム国が勢力を伸ばし始めたのはその後だし、
フランスがイスラム国の空爆に加担したのもその後だ。
いいタイミングでパリに行ったものだ。
今回の事件でフランス人は「テロとの戦争」を決意したようだし、
もう呑気に観光できる国ではなくなった。観光客が今後は減るだろう。
日本もこれを参考にするべきなのだ。
集団的自衛権でアメリカと一体になって、イスラム過激派を敵にしてしまえば、
日本国内でもテロが起きる危険性は高まる。
海外で日本人がテロの標的になる危険性も高まる。
現在の「富裕層のための経済成長、超格差社会、人口減少」の政策の延長上には、
「移民」の受け入れしかなくなる。
しかし、『新戦争論1』の発売が遅いから本当に困る。
第1章を描いたのは、イスラム国誕生の前だし、
近未来SFとして描いたのに、どんどんリアルになってきている。
第2章は価値観の違いについて描いてるのだが、これも現実化し始めた。
現実は、わしが想像した通りになるのだから、早く発売日が来ればいいのに。
次回の「ゴー宣道場」では、当然今回の「言論の自由」を巡るテロ事件も議論するし、
慰安婦問題も議論する。テキストとして、『新戦争論1』は益々ベストになってきた。
小林よしのり公式サイト ブログ
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