15/01/25 11:30:13.35 0
藤井
一般的な企業では「利益」を意識した経営を行っていますが、
地域密着を掲げるJリーグのクラブ経営においてはいかがでしょうか?
松本
まず、スポーツ振興に関して税制面での優遇措置があります。
Jリーグのクラブチームは、支援企業の子会社という形で運営しているところがたくさんあります。
私たちの場合は、会計的に言うと51%の株を持っている三菱自動車が親会社ということになります。
以前は親会社から「損失補填」を受けるというスタイルで運営されていました。
藤井
ということは、財務的な苦労というのはあまりないのですか?
松本
「損失補填」を受けている間はあまりありません。
支援する企業も、採算が厳しいことを覚悟の上で、利益追求よりも「サッカーというプロスポーツ文化を創り、
日本に新しいスポーツビジネスを根付かせていくんだ」という想いで支援してくださっています。
私たちも92年の発足当時から2004年までは、三菱自動車から広告宣伝費という名目で補填していただき、
プラスマイナスゼロの運営を行っていました。
URLリンク(www.ris-keiei.com)
<関連ソース>
1.引用:Jリーグ再建計画(2014/5/8発売) 著者:大東和美・村井満・秋元大輔
■108ページより抜粋
責任企業を持つクラブの中で、「広告費」名目の赤字補てん無しで
クラブライセンス制度をクリアできるクラブがJリーグに果たしてどれくらいあるだろうか?
(中略)バックに責任企業がいるクラブは、赤字が発生しても責任企業が
「広告費」の名目で穴埋めするため表面上は収支トントン、または黒字になっている。
2.川淵三郎 「虹を掴む」(講談社、2006年) pp175~176
<参考資料>
Jリーグクラブへの赤字補填がなぜ広告費で可能なのか?一般企業では不可能なはず
URLリンク(togetter.com)