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今年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」が苦戦している。「主人公が無名で地味」などのイメージも災いしてか、初回(四日放送)の視聴率は
16・7%で、大河の初回では歴代三番目の低さ。第二回(十一日)も13・4%に低下した。昨年は岡田准一主演の「軍師官兵衛」が好調
だったのに、この苦戦ぶりはなぜ-。 (増田紗苗、藤浪繁雄)
「花燃ゆ」の初回視聴率は、一九八九年「春日局」(14・3%)、七七年「花神」(16・5%)に次ぐ低さ。「幕末男子のつくり方」などのキャッチ
フレーズで、主要な出演者たちがNHKの番組に出演するなどしきりに番組の宣伝をしている印象があるが、視聴率にはつながっていないようだ。
物語は、井上真央演じる吉田松陰(寅次郎)の末妹・文(ふみ)が、松下村塾に集う志士たちを支えながら幕末を乗り越え、初恋の相手であり、
後に群馬県令(今の知事)となる小田村伊之助=後の楫取素彦(かとりもとひこ)(大沢たかお)と再婚して明治の世を生き抜く姿を描く。松陰を
伊勢谷友介、松下村塾に学んだ高杉晋作を高良健吾、同じく塾生で文の最初の夫となる久坂玄瑞を東出昌大が演じるなど、イケメン俳優たちが
脇を固めている。
なぜ、視聴率が伸びないのか。コラムニストのペリー荻野さんは「名もなきヒロインの初恋物語であり、松陰を支える家族を描いたホーム
ドラマ的な要素が強いから」と見る。また「人間同士がぶつかり合う戦を描いた前作の『軍師官兵衛』の延長線上にはなく、大河ファンが引いて
しまったのでは」と分析する。
初回では、文を含む松陰の家族や、松陰の生涯の友となる伊之助ら、幕末の歴史ではあまり知られていない人たちが数多く登場。ペリーさんは
「視聴者に予備知識がなく、初回はそれぞれのキャラクターに関する説明が多くなってしまったことも低視聴率につながった」としている。
ペリーさんは、作品そのものについては高く評価している。「殿様や将軍と違い、文という一人の庶民の視点から見た歴史を描いている点で
新鮮。今後、松下村塾の塾生たちが新選組と対立する池田屋事件などのシーンも描かれると思うので、新選組にどんなイケメンキャストが
登場するのかも楽しみ。それぞれのキャラクターがどのような人間ドラマを見せてくれるのか」と期待している。(視聴率はビデオリサーチ調べ。
関東地区で総合テレビ放送の数字)
◆足りないぞ「青春感」 評論家・こうたきてつやさん
評論家・こうたきてつや日大名誉教授は「大河ドラマというより『連続テレビ小説(朝ドラ)』の雰囲気。なじみのない人物がヒロインなので、
青春ホームドラマにするしかないだろう」と指摘する。
視聴率が低かった初回について「もっと丁寧に文の幼少時代を描いた方が良かった。文や高杉晋作は子どもなのに、松陰の伊勢谷、伊之助の
大沢といきなり渋い男優が登場し、親子みたいだった」と印象を語る。
加えて、「キャスティング的にみれば、青春ドラマにふさわしいのは主演の井上と本格的には登場していない久坂の東出、高杉の高良くらい。
子役と伊勢谷、大沢からでは『青春感』が感じられずすんなり入っていけなかった」と混乱も感じたという。
「女性の目線で見ていく作品は、題材的に言えば大河というより朝ドラ。これを大河としてどう消化していくのか」としつつ、「幕末青春ドラマとして
少し面白くなってきた2回目の路線をぶれずに描いていけば、見る人は増えるかもしれないが、初回で見るのをやめた人を再び取り込めるか」
と芳しくないイメージを覆す難しさを示した。
ソース(東京新聞) URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
NHK花燃ゆ
URLリンク(www.nhk.or.jp)
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