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世界から「児童ポルノ帝国」と呼ばれる日本。8割は日本発。
URLリンク(bizmakoto.jp)
最近、日本のとあるニュースが世界的に大きく報じられ、そんなことを再確認させられた。
日本の“児童ポルノ”だ。英語圏の国々のWeb系ニュースサイトで取り上げられ、話題になっていた。
皆さんは、6月5日に衆議院で「児童買春・ポルノ禁止法」改正案が可決したことをご存じだろうか。
児童ポルノについては、販売や制作はすでに禁止されているが、これからは個人が写真や映像を“単純所持”することも禁止になる。
だが、アニメやマンガ、そしてCGは児童ポルノ禁止法の規制対象外となった。これは、6月22日まで行われる今期の国会で成立する
可能性がある。
このニュースが海外で反響を呼んでいるのだ。日本のメディアではそこまで大きく取り上げられなくても、
欧米で大きなニュースになるパターンは意外に多い。そして、そうしたニュースこそが、日本のイメージを世界に植えつけているという
事実を忘れてはいけない。
今回の児童ポルノ禁止法に関する反応はどうか。欧米メディアの論調はおおむね、
児童ポルノにゆるい「児童ポルノ大国」の日本も“Finally(ついに)”重い腰を上げたか、というものが大半だった。
フランスのAFP通信は「日本が今日、児童ポルノ所持の禁止に近づいた。
日本はまだ禁止をしていない先進国で最後の主要国だ」と報じた。英ガーディアン紙は
「この法案が提出された背景には、日本に対し、ほかの先進国と共同歩調を取るべきだとする
国際的なプレッシャーがあった。日本は強姦や子供に対する性犯罪のビデオや写真、
その他の画像の所持が合法であるG7(先進7カ国)で唯一の国だ」と伝えている。
さらには、世界中にある児童ポルノの映像などのうち、約8割は日本が発信していると書く記事もあった。
要するに、日本はこの分野で先進国の役割を果たしていないという見方が強いことが分かる。
★“対象外”となったアニメやマンガに批判が集まる
児童ポルノ(というよりアニメなどを含む子供の性的描写)の規制が取りざたされると、
日本では「表現の自由が侵される」という議論が必ずと言っていいほど出る。ただ皮肉なことに、
日本は世界的にみても「表現の自由」が広く認められている国だとは認識されていない。
国境なき記者団のランキングでは、日本は世界で59位に位置している。
にもかかわらず「特に児童ポルノではやたら『表現の自由』を振りかざしている」
といったイメージが独り歩きしても仕方がないのかもしれない。