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海外で活躍する日本人俳優と聞いて思い浮かべるのが、真田広之や渡辺謙などのベテラン勢。
では、若手俳優はどうだろうか。海外で通用しそうな若手俳優は誰か。映画関係者に聞いてみた。
「海外の作品に出演し評価を得るということは、思った以上にハードルが高い。日本人でなければならないと
いう必然性がある作品は限られてきますし、海外の作品で活躍して一定の評価はされても、作品に絶対必要な
存在とまでは成りきれていません」
「日本のマーケットを考えたときに、日本人出演者がいるとプロモーションもやりやすいなどのメリットは
ありますが、『47RONIN』のように多数の日本人キャストを起用しても、日本国内でその恩恵を受けたとは
いいがたく、日本のマーケットを見据えた日本人キャストの起用というのは、縮小されていくかもしれません」
「海外で活躍するアジア人俳優は、ルーシー・リューや福島リラのような、いかにもアジア人という顔立ちが
多く、いわゆる国内でイケメンや美女という評価を得ているということと合致しません。英語は演技以前の問題
なので、アクションができる等のセールスポイントがないと、役を掴むということは難しい」
「若手の有望株をあげるとなると、アクションもので体格も見劣りしない東出昌大、アジア人顔で海外との
繋がりも多いアノレ所属の加瀬亮などは、海外でも受ける可能性があると思います」
ほかの関係者からは、語学力の面から福士蒼汰、伊勢谷友介、松田翔太の名があがり、なかでも、伊勢谷と
松田の顔つきはハリウッド向き。女優では二階堂ふみ、アクションができる武田梨奈はダークホースとのこと。
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