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今、パ・リーグが熱い。プロ野球ファン人口の調査結果によると、ファン全体の総数はここ10年で減少傾向にあるが、
パ・リーグに限定すれば上昇しており、2004年から2009年で504万人増、さらに2014年までは198万人増で、もうすぐ200万人に達する勢いだ。
10年前にはセ・リーグの5分の1程度だったファン人口は今や2分の1ほどにまで差がつまっており、
「人気のセ、実力のパ」という言葉もすっかり死語となりつつある。
なぜこれほどまでにパ・リーグの躍進が際立つのか。
その裏には、パ・リーグ6球団が共同で2007年に設立したパシフィックリーグマーケティング(PLM)の存在がある。
パ・リーグ各球団の地域密着とリーグ全体の振興への積極的取り込みを企業理念に掲げ、試合のインターネットでのライブ配信等を手掛ける「パ・リーグTV」など
様々な事業を推し進めてきた。結果、07年当初に1億8000万円ほどだった売上も、15年は16億円超を見込んでおり、約8倍となる見通しだ。
しかし一方で、少子高齢化が進み、趣味趣向が多様化する現代の日本において、全盛期に比べて野球人気が落ちてきているのも事実だ。
今後、いかにしてこの難局を乗り切ってくのか。PLMの村山良雄社長に話を聞いた。
―リーグビジネスに関してはMLBが大きな成果を上げています。
「これもまだMLBとは比較にならないのですが、20年ほど前の1995年頃は日本のプロ野球(NPB)の12球団の売上がだいたい1300億から1400億くらいでした。
その時にはMLBもそう変わらなかった。でも一方で、今大リーグは8000億くらいになっていて、NPBは相変わらず横ばいで1400とか1500という形になってしまっている。
その差が歴然となってしまいました。MLBは30球団あり、それぞれの球団が努力をして観客動員や売上を伸ばしていますが、
何はさておき大きいのはリーグビジネスです。NPBの今現在のリーグビジネス部門は60億円くらい。
一方、MLBのほうは2000億から、おそらく2014年は2500億くらいになるのではなかろうかなと思います」
―パ・リーグ全体で言えば、観客動員も増加傾向にあります。
「おかげさまで、観客動員は相対的な伸び悩みはしていますが、パリーグは少しずつ増えてますので、今後課題となるのは、
ライトファンと言われる層、若い人たち、子どもたちにどう野球に対して興味をもってもらうかです。
いかに球場にいく動機づけができるか。今は徐々に野球に関心がなくなり、離れていっているので、
パ・リーグTVで動画を配信するなど、色々な形で興味を持ってもらい、試合を見てもらい、各球場に行く動機づけになるよう、努力をしています。
1月1日(木)9時54分配信 全文
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