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日本代表の中で、サッカーは現時点で国内最大のコンテンツといえる。国内の試合なら入場券は完売、必ず地上波放送があり視聴率を稼ぐ。
一方、11月の日米野球は全5戦とも視聴率は1桁台。
11月18日はサッカーの豪州戦と同日開催となったが、アギーレ・ジャパンの視聴率13.6%(関東地区)に対し、侍ジャパンは6.7%だった。
ただ入場者数だけなら決して悪くはない。5試合のうち3試合が4万人超、あとの2試合も3万人以上入っている。
加藤氏は「侍ジャパンは野球ファンしか見ていただけていない。
しかしサッカーはJリーグには関心がないが代表戦やW杯には熱狂するファンが多い。
侍ジャパンもそういう方向にしていきたい」と話す。
まだあまり知られていないが、侍ジャパンにはトップチーム以外にも21U(21歳以下)、18U、15U、12U、社会人、大学、女子まで全8カテゴリーがある。
いずれもストライプのユニホーム、JAPANの「J」のマークは同じだ。
サッカーのサポーターはユース世代や女子代表なでしこジャパンの試合でも青いユニホームでスタンドを埋める。「サムライブルー」の認知度は高く、グッズ販売を含めたブランディングに成功。
だからこそ、W杯で惨敗を喫してもなお代表ユニホームのサプライヤーであるアディダス社は今年、8年総額250億円という巨額の契約を結んだ。
「野球も同じユニホームを着たファンでスタンドを埋められるようにしたい。
そうなればスポンサーの反応も変わってくる」と侍ジャパン関係者は夢を抱く。
簡単にいかないが、動かなければ前には進めない。
日本サッカー協会とはマッチメークの判断基準などについて情報交換を進め、アジア圏での指導者育成や中継なども検討している。
もちろん17年のWBC、東京五輪で結果を出すことも侍ジャパン事業の大きな課題である。(芳賀宏)