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日本プロ野球選手会(嶋基宏選手会長=楽天)は14日、静岡県草薙総合運動場で「ベースボールクリスマス2014in静岡」を開催し、各球団から32選手が参加。
2020年東京五輪での野球・ソフトボールの実施競技復活の道が開けてから初の大きなイベントに1万1000人が集まった。
嶋選手会長は「一人でもこういうイベントで野球をやろうという子が出るといい」と野球振興の重要性を訴えた。
競技人口の減少は球界の共通課題。嶋会長は「子供たちの野球離れは選手会の議題にもなっている」と真剣に話した。
今回の五輪復帰に向けた動きを競技人口の底辺拡大と連動させる必要がある。選手会では10年に駒沢オリンピック公園総合運動場で行って以来となるベースボールクリスマスの東京開催も検討。
選手会関係者は「これまでは統一球の無断変更問題など問題提起の立場を取ってきたが、野球界がひとつになるチャンス。
100年生き残れる競技にしていかないといけない」と日本野球機構(NPB)へ共闘を呼び掛けた。
NPBでは15日の12球団実行委員会でアマ側が求める「五輪対策協議会」の設置に向けた話し合いを行う。選手会の松原徹事務局長は「五輪は別格。
球界全体の取り組みとして期待したい」とし、「球団と選手が一体になれるよう配慮してほしい」と希望を明かした。
五輪復帰へ向け、今求められるのは一体感。
球界再編やWBC参加問題などで対立構図にあったNPBと選手会が手を取り合い、アマチュア球界と三位一体となって取り組む姿勢が期待されている。
▽ベースボールクリスマス 07年12月、新潟中越沖地震の被災地である新潟県柏崎市で初開催され、今年で8度目を迎える交流イベント。
選手によるキャッチボールの指導や、ボールを使ったゲーム体験コーナーなどがある。
11年から3年連続で東日本大震災で被災した福島県いわき市、宮城県仙台市、岩手県滝沢村(現滝沢市)で開催し、復興支援にも尽力した。
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