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(>>1からの続き)
◆並木の提言① ガラパゴス化を食い止めろ!
Jリーグの脱ガラパゴス化
ナレーター「ガラパゴス化とは、技術やサービスが独自の方向へと進んでしまい、
世界の基準からかけ離れてしまう現象のこと。その問題が今、Jリーグにも見られるという」
並木裕太「Jリーグのクラブってリーグ戦をとても大事にしますよね。
ただ、どうしてもですね、Jリーグの中の順位を重要視するがために、ACLに対して
本気で勝負できてない部分があるとしたら、これをガラパゴス化と呼びたいんですけれども」
Jクラブは国内の成績に目を向けすぎ!
ナレーター「Jリーグチームの公式戦には、国内のリーグ戦(Jリーグ)とカップ戦(ナビスコ杯、天皇杯)
の他に、アジア№1のクラブを決める大会・アジアチャンピオンズリーグ(ACL)がある。
その出場資格があるのは前年度のJ1上位など計4チーム(前年度J1上位3チーム、天皇杯優勝チーム)。
2008年にはガンバ大阪が優勝。しかし、その後はベスト4がやっと。
決勝トーナメントにすら進めないチームも。つまり、Jクラブはアジアで結果を残せていない」
'08 優勝(G大阪)、'09 ベスト4(名古屋)、'10 ベスト16(鹿島・G大阪)、'11 ベスト8 (C大阪)、
'12 ベスト16(柏・名古屋・FC東京)、'13 ベスト4(柏)、'14 ベスト16(広島・C大阪・川崎)
並木裕太「日本って、日本の中で良い成績を作ろうっていうだけじゃなくて、アジアの中の
サッカー大国になれると思ってるんですね。なので、その日本の中で、Jリーグの中で頑張ることは
勿論大事なんですけれども、その先にある『アジアっていうマーケットに出て行こう』、そして、
『アジアの中でサッカーを広げて行こう』というのを是非日本には視野に入れてほしいと思います」
ナレーター「並木がアジアマーケットを重視するワケ。その狙いはアジアマネーの獲得。
ちなみに、世界最高峰とも称されるイングランド・プレミアリーグの胸スポンサーを見てみると、
そこにはマレーシアやタイなど、アジアを代表する企業が進出」
QPR:エアアジア航空(マレーシア)、エバートン:チャーン・ビール(タイ)、
マンチェスター・シティー:エティハド航空(UAE)、チェルシー:サムスン電子(韓国)
ナレーター「さらに驚きなのが、莫大な放映権料。プレミアリーグの海外放映権料は3年で、
およそ3573億円。実は、その3分の1を担っているのが東南アジア。
この巨額なアジアマナーの獲得こそが改革には必要不可欠なのだ」
2013~2016年のプレミアリーグ 海外放映権料の合計 約3573億円 ※出典:プレミアリーグ
タイ:約323億円、シンガポール:約304億円、香港:約244億円、マレーシア:約222億円
並木裕太「同じサッカーに対してそんだけ興味があるんだったら、Jリーグにそれを使ってほしいですよね。
アジアの中でそれを使ってくれれば、アジアのレベルがアップするはずなので、
Jリーグがもっと魅力をアップしなきゃいけないと思うし、小さく日本の中じゃなくて、
開国主義、広く広げて、特にアジアから集めていけたらなと思いますね」
300億円規模のビッグクラブを作るために…アジアマネーを獲得せよ!
ナレーター「さらに並木はJリーグの構造改革も必要だという」
(続く)