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日米野球を行う意味はあったのか? 侍ジャパンにたちこめる暗雲
どうもパッとしなかった。「2014 SUZUKI日米野球」が行われ、
メジャーリーグ・オールスターチーム(MLB選抜)を相手に日本代表・侍ジャパンは
東京、大阪、札幌で全5試合を戦ったものの、その注目度はイマイチ。それは
ビデオリサーチ社が発表した試合中継の関東地区・平均視聴率にも如実に現れている。
11月12日に日本テレビ系列で放送された日、米野球第1戦は8.7%と
ゴールデンタイムにも関わらず2ケタを割り込んだ。14日の第2戦(日本テレビ)も
7.3%と前試合の数字を下回り、ほぼ同時間帯に放送された
「サッカー 日本代表VS. ホンジュラス代表」(テレビ朝日)が15.5%をマークしたことで
「アギーレ・ジャパン」との“直接対決”にも完敗を喫する格好となった。
侍ジャパンに対する世の中の無関心ぶりが改めて鮮明になってしまったと言えるだろう。
今季15勝をマークした岩隈久志(マリナーズ)や6月にメジャー初昇格を果たして
4勝をマークした和田毅(カブス)の日本人メジャーリーガー2人を擁したとはいえ、
確かに相手のMLB選抜にはどうひいき目に見ても「誰もが知っている超大物」
と呼べるクラスの選手がほとんどいなかった。
ダルビッシュ有(レンジャーズ)や田中将大(ヤンキース)といった一般的にも
知名度の高い人気メジャーリーガーがメンバー入りしていれば、もう少し世間からの
関心を引き寄せられたかもしれない。しかし、たとえダル、マー君など
ネームバリューのあるメジャーリーガーの参加が実現していたとしても
「結局は我々が期待したような大フィーバーは起こらなかっただろう」
というのが、主催者側であるNPB(日本野球機構)関係者の“総括”だ。
その理由は単純明快。8年ぶりに実現した今大会の日米野球が
「一体何のための試合なのかよく分からない戦い」になってしまったからだ。
●日米両チームの“温度差”
2006年の前回大会までは、MLB選抜と戦っていたのが日本代表ではなく
「NPBオールスターズ(NPB選抜)」。これまでの日米野球は、両国野球界の威信をかけた
ガチンコ対決ではなく、どちらかというと球宴のように世間から“花相撲”としてとらえられていた。
ところが今年から日本側の参加チームが日の丸を背負った「侍ジャパン」となったことで
大会カラーが一変。唐突に真剣勝負の色合いが濃くなったのである。
だが一度浸透してしまったものは、そう簡単に変えられるわけがない。再三に渡って
侍ジャパンの小久保裕紀監督が「日本中が注目する真剣勝負ですから勝ちに行きます!」
と報道陣にアピールしても、どこかシラけた雰囲気が漂い、今大会は結局最後まで
それを払拭することができなかった。
日米両チームの“温度差”もネックとなった。大会期間中、侍ジャパンのメンバーたちが
宿舎からの外出に門限が設けられるなど一貫してピリピリムードだったのに対し、
MLB選抜の面々はナイターが終わると夜な夜なネオン街に繰り出したり、
昼間も試合当日に各地の名所へ出かけたりと明らかな観光気分であった。
勝負は二の次にして日本旅行の感覚で来日していたMLB勢を責めることはできないが、
これではどう頑張ってもプライドをかけた真剣勝負など望めないのは言うまでもない。
ちなみにMLB選抜として参加した岩隈も日本メディアの取材に「真剣勝負はできないですよ。
体が追いつかないですから。最初は断ろうかなと思っていたぐらいですし、
やっぱり体がしんどいですからね」と包み隠さず本音を打ち明けていたほど。
全5戦の今大会は侍ジャパンが“勝ち越し”を決めたが、こうしたMLB選抜メンバーたちの
姿勢を見れば戦う前から勝負の行方は決まっていたようなものである。
(>>2-5辺りに続く)
Business Media 誠 2014年11月20日(木)11時35分配信(臼北信行)
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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