【テレビ】フジテレビ・斉藤舞子アナウンサーが「憤怒」に口ごもり、約3秒間沈黙!★2©2ch.net at MNEWSPLUS
【テレビ】フジテレビ・斉藤舞子アナウンサーが「憤怒」に口ごもり、約3秒間沈黙!★2©2ch.net - 暇つぶし2ch76:名無しさん@恐縮です@転載は禁止
14/11/20 15:10:09.57 B4/vMsMU0
『問題小説』三月号の表紙を目にしたとき、
非常に新鮮な感じを受けた。

「話題の俊才 長編一挙掲載! 冒険推理 君よ憤怒の河を渉れ 西村寿行」
と、そこにはあった。

他の小説の題名や作者名は、ほかには全くなかった。
これは異例のことである。

非常に失礼な言い方をさせてもらえば、一昨年までは、雑誌の編集者の間で、
西村寿行の名を知っている方は少なかった。
その西村寿行の作品が、表紙にこのような破格の扱いを受けている……。
私には、それが新鮮だったのだ。

私は、大きな期待をもって、早速それを読んだ。
だが、正直言って、私の期待は裏切られた。というよりも、
「これはいかん、彼は、誤まった道を進もうとしているのではないか」
というのが私の感想だった。

先日、あるパーティで、『問題小説』の徳間書店の徳間社長にお会いした。

「どうだね、西村寿行は?」
徳間氏は、私の顔を見るなり言った。

「どうだねって、あの『憤怒の河』という奴? 
あれは、ちょっとひどいな」
「ひどい? しかし、映画会社の申し込みが大変なんだよ」
「そう? 映画にするには、主人公があっちこっち動き回り、おまけに飛行機だ、潜水だと絵になるところが多いからね。
しかし、小説としては……」
私は、二、三気になる点を指摘した。だが、徳間氏は、必ずしも納得していないようであった。

私は、『君よ憤怒の……』について意見を求められたら、
今後もやはり「ひどい」という表現を使うことであろう。

(中略)

ここまで読んでくると、こうした設定が、作者の無知から出発していることがわかる。
検察庁、警察組織などについて、何の知識も持っていないからこそ、
こんなに、自由奔放に、登場人物たちを動かすことができたのであろう。

いや、そうではない、と作者は言うかもしれない。
そんなことは百も承知で、こういう警部を設定したのだと―。

(中略)

こうした指摘は、ことさらに重箱の隅をつっついているように見えるかもしれない。
しかし、こうした部分的不自然さが、作品全体のトーンを著しく損ねてしまうことも事実ではあるまいか。

はみ出し警部については、推理小説論から離れて問題にしたいことがある。
いずれ、この『推理日記』で触れるつもりである。

(後略)

佐野洋 「推理日記」


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