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サッカー日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)が、選手選考基準やチーム作りの方向性などについて、
年内に行われる日本協会の技術委員会で説明を求められていることが6日、分かった。
代表強化などを担う同委員会に、監督が呼ばれるのは異例。事実上の“事情聴取”で、
就任後4試合で1勝1分け2敗とふるわない現況に対し、協会内部から厳しい目が向けられていることが明らかになった。
連覇を狙う来年1月のアジア杯(豪州)に向け、悠長に構えている余裕はない。
就任3カ月のアギーレ監督が、強化方針について日本協会から事情説明を求められていることが判明した。
「技術委員会で監督に選手選考の基準などを説明してもらう予定です」
協会関係者が明言した。監督やコーチらが行う代表スタッフ会議には技術委員会から霜田正浩委員長が参加し、意見交換は行っているが、
委員に監督自ら説明するのは異例。4戦して1勝1分け2敗と結果が出ず、いまだ見えにくい指揮官のビジョンに技術委員会が“メス”を入れる。
アギーレ監督は18日の豪州戦(ヤンマ)終了後に欧州組の視察に出かけ、12月中に再来日予定。年内にも東京都内で行う委員会に呼んで説明を求めるという。主なポイントは3つだ。
〔1〕選手選考の基準
初陣には選出時点でJ1出場4試合のDF坂井(鳥栖)や同7試合のFW皆川(広島)らを選んだが、定着しなかった。
背景に「監督やコーチが視察した試合で、目についた選手をパッと呼んでしまった」(協会幹部)ことが挙げられ、
リーグ関係者などから「代表にふさわしい選手の選考がなされたのか」と疑問の声が上がった。
一方、5日発表の代表メンバーにはMF遠藤や今野(ともにG大阪)といったベテランを呼び戻した。
〔2〕方向性
就任会見で「守備を重視する」と話しながら、4試合で8失点。課題である守備の再構築に明確な方向性も示せていない。
10月のブラジル戦はFW本田(ACミラン)らを先発外として新戦力を試したが「せっかくの強化の機会。もう少しやりようがあるのでは」との意見も出ている。
〔3〕戦術
新たに4-3-3を採用し、アンカー(中盤の底)を起用する守備的布陣で臨んでいるが、技術委員会のあるメンバーは「国内で採用するチームはほとんどない。
本当に日本人に合っているのか」と不安を口にする。
11月の2試合やアジア杯にノルマはないというが、結果次第では進退問題に発展しかねない。10日からの代表合宿を、
メキシコで行われる自身のサッカー殿堂表彰のために一時離脱する姿勢を厳しく問う声もある。
代表強化に携わる協会関係者は、1994年に約8カ月で退任したファルカン元日本代表監督を引き合いに出し、
「結局最後までどうしたいのかわからなかった、というようになったら大変」と警鐘を鳴らした。
すべては4年後のロシアW杯のため。監督、日本協会、そしてJリーグがビジョンを共有し、一致団結して前へ進む必要に迫られている。
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