【野球】メジャーリーグの視聴率低迷に打開策はあるのか©2ch.net at MNEWSPLUS
【野球】メジャーリーグの視聴率低迷に打開策はあるのか©2ch.net - 暇つぶし2ch1:プーアル ★@転載は禁止 ©2ch.net
14/11/04 13:49:55.85 0
ワールドシリーズは第7戦までもつれ込んで、手に汗握る展開となった。視聴率を調査するニールセン社によれば、
平均でおよそ2350万世帯が、サンフランシスコ・ジャイアンツがカンザスシティー・ロイヤルズを破った第7戦を見たという。

この数字は、第6戦までを1000万世帯ほど上回るものだったから、ニューヨークに本部がある
MLB機構の幹部はホッと胸をなで下ろしたはずだ。

 昨季、ボストン・レッドソックスがセントルイス・カージナルスを第6戦で退けたゲームは1490万世帯だったから、
それだけ今回、野球ファンが雌雄を決する第7戦には興味があったということになる。

しかも、ワールドシリーズMVPに輝いたマディソン・バムガーナーが最後の打者を打ち取った瞬間は、
2780万世帯がチャンネルを合わせていた。

 ただ、このシリーズは最初から盛り上がりを見せていたわけではない。
29年ぶりの世界一を目指すとはいえ、カンザスシティーは小規模マーケット。第7戦の地元のチャンネル占有率は
77%と驚異的な数字で、2月に開催されたソチ五輪以来の興味だった。

しかし、マーケットの規模では、ジャイアンツのあるサンフランシスコとは比べ物にならない。
当然、「全米」という視点で興味を引くには、シリーズ全体の内容だけが頼りだった。 
その証拠に、シリーズ平均は1380万世帯。これは、2012年にジャイアンツがデトロイト・タイガースに4タテで
世界一になったシリーズに次ぐ低い数字だった。

しかも、終盤の第6戦が1340万世帯と、今シリーズの平均をも下回った。MLBの関係者は内心穏やかではない
心境だったはずだ。それが、第7戦までもつれる展開になって、ようやく「全米」的な興味につながった。

 しかし、だからと言って、野球人気の低下は止まっていない。今世紀になって実施されたワールドシリーズ第7戦は
毎年のように3000万世帯以上が注目していたのだから、それを今回も超えられなかった厳しい現実がある。

 過去を振り返れば、1991年、ミネソタ・ツインズがアトランタ・ブレーブスを撃破した第7戦は5030万世帯が
目撃者となった事実がある。この時は、ワールドシリーズ史上初となる前年最下位チーム同士の対戦であり、
シリーズ7戦中、サヨナラゲームが4試合とあまりにも劇的なシリーズだった。

 MLB機構も黙っているわけではなかった。プロフットボールのNFLなど、ライバルのスポーツコンテンツは
「時間制」であり、番組編成や広告収入でも非常に魅力的な存在となっている。そこで、長く議論されてきた
「試合時間短縮」に着手し、アリゾナ秋季リーグで実験的適用を行った。例えば、投手が投球動作に入るまでの
時間は20秒に制限し、それを超えるとボールがコールされる。

さらに、イニング間は2分5秒以内に開始され、監督や投手コーチがマウンドへ行くのは1試合3度に制限、
敬遠を与える場合は球を投げないなどが決められた。
この結果、実戦テストで試合時間は2時間14分となり、今季のメジャーの平均試合時間3時間8分から54分も短縮された。

 視聴者から魅力あるコンテンツとして選ばれるために、やることはすべてやる。
この危機をどんな戦略で乗り越えるか、MLB機構の次の一手からも目が離せない。

URLリンク(www.asahi.com)


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