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乗り合わせたおばあちゃんと会話を交わす。自家製の漬物をもらう。
心温まるやり取りや予想外の展開が視聴者を魅了する。番組制作の狙いを関係者に聞いた。
各局が競う路線バス番組、見所はここだ!
移動手段から旅そのものへ…出会い、会話、時に想定外が魅力
路線バス番組はどうして人気があるのか。路線バスの乗り継ぎ旅をする
「のんびりゆったり路線バスの旅」を制作してきたNHKプラネット九州制作部の岩下宏之エグゼクティブ・プロデューサーは、
「鉄道が動脈だとすれば、路線バスは毛細血管。日本列島の隅々まで行きわたり、地域に暮らす人たちの生活の足です。
一方で、乗り合わせた人との温もりのある会話、ゆっくりと流れる車窓から思いがけない風景を楽しむことができます。
路線バスの旅は、人に出会い、暮らしに触れる旅だと思っています」と、バス旅の魅力を語る。
地域限定の交通機関である路線バスを「旅」に取り込んだバス番組の中でも老舗格なのが、
テレビ東京ほかで2007年から土曜スペシャル枠で放送されている「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」だ。
太川陽介さんと蛭子能収さんに女性ゲストを加えた3人が、路線バスを乗り継いで3泊4日で目的地を目指す、というのが基本設定。
「ゴール到達という目標を達成できるか」というハラハラドキドキ感が番組の売りで、時に「失敗」するリアルさも人気の秘密だ。
一方、「1日でスタートからゴールまで」を基本としているのが、徳光和夫さんが旅をするテレビ朝日系の「路線バスで寄り道の旅」。
寿崎和臣プロデューサーによると、「美味しい店や絶景を単に紹介するのでなく、そこに至るプロセス自体を楽しめる番組。
ゆっくり走るバスだからこそ、気になった場所で急きょ下車することもできる。自由度が高い旅が可能ということ。
タイトル通り、『寄り道』による非予定調和を意識しています」とのことだ。
前述のNHK「のんびりゆったり」は、平岳大さんや松田悟志さんら若手イケメン俳優が何日間かをかけて旅をする構成。
映像の美しさや綿密な取材に裏打ちされた豊富な情報量は、NHKならではのものといえる。
各局が視聴率を計算できる企画として力を入れているバス旅番組だが、一方で過疎化による利用者減などで廃線になっていく路線があるという現実もある。
ローカル路線バス旅番組は、地元に欠かせない地域バス存続を応援する役割を担っているのかもしれない。(文/松本浩行)
10月22日(水)10時30分配信
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)