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最速121キロと聞くと、野球では速球投手のイメージはまったくない。
だが、約5メートル手前から投げるソフトボール女子なら、体感速度は160-170キロになるという。
毎年オフに、上野由岐子投手がプロ野球選手と対決して空振りに仕留めるシーンはいつ見ても壮観だ。
その上野の所属する「ルネサスエレクトロニクス高崎」女子ソフトボール部が、来年1月に家電量販店大手の
「ビックカメラ」に移管されることになった。
経営再建中の親会社の合理化の一環で、上野は「継続してやっていける環境を準備いただき感謝したい」とコメントしたが、
慣れ親しんだユニホームを着替えるのは寂しいだろう。
折しも、気になる数字を目にした。文部科学省が公表した昨年度の「体力・運動能力調査」によると、
「ソフトボール投げ」で11歳男子は過去最低の28・4メートル。
体格が向上しているのとは反比例して、50年前の調査から、なんと5メートルも下回っているという。
他競技に人気があるというより、ソフトボールや野球への関心が薄らいでいるのでないか。
なにより、9度も制覇した国内リーグ戦で投げる上野を生で見たことのある人は少ないだろう。
五輪競技復帰を目指す中、バラエティー番組でしか鉄腕を見かけないのは寂しいものである。
この体力調査の始まった50年前、プロ野球・日本シリーズを戦ったのは阪神と南海だった。
初の関西対決だったが、世はまさに東京五輪。最終戦は開会式と重なり、最も関心の低いシリーズといわれた。
今年はそのタイガースとホークスの“再戦”の可能性がまだある。子供たちがキャッチボールをしたくなるようなプレーをみせてほしい。
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