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GKのシュナイダー潤之介は昨年までJ2横浜FCで所属していた37歳のベテランだ。
昨季は42試合中26試合に出場、キャプテンとしてチームをまとめたが
クラブからの契約更新のオファーはなかった。何とか自分自身を奮い立たせて“就職活動”をした。
「いくつかお話はもらえた」が、金銭面で妻と長女を養うことを考えると決断に踏み切れない条件だった。
そんな折、奈良クラブから「選手兼任コーチ」のオファーが届いた。
当然、地域リーグのクラブから金銭面で好待遇を受けられるはずもないが、
過去にシュナイダーが群馬県リーグでプレーしたことがあるという経験や、
Jリーグでも安い給料からはいあがってきた経験を若い選手に伝えてほしいという依頼も受けた。
「何かを残せず契約が更新されないという形で引退する、というのもできなくて。
それならまだ、けがをしてできなくなる方がいい」。即戦力兼、プロとしての伝道師役兼、
トップチームと育成部門のGKコーチとして、奈良クラブ入りを決めた。
基本的には午前中に練習して、午後には中学生や小学生を相手にコーチを務める。
忙しい日々にも「やりがいありますよ。教えたことをどんどん吸収して成長してくれているし」。
若手選手に対しては、「家でどうせテレビを見るのならヨーロッパのサッカーを見たりして勉強してほしい」など、
Jリーグを目指す上での心構えを少しずつ伝えている。
ただ、やりがいがある反面、厳しい現実もある。
シュナイダーの場合は所有していた車を維持費が安い軽自動車に変えた。
185センチの体で運転するには少々窮屈だ。家族は妻の故郷である群馬に残し、
奈良に単身任している状態で、月に1度か2度しか家族には会えない。
「まあ、車はね。そんなギャップが面白いんですけどね」とシュナイダーは笑い飛ばす。
来年、どんな暮らしを選んでいるかは本人にも分からない。
それでも「今年1年、とにかく奈良クラブのJFL昇格のために全力を尽くしたい。
来年のことは、それから、ですね」と力を込めた。
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