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プレナスなでしこリーグ・エキサイティングシリーズ上位リーグ第6節(19日、INAC神戸0-0新潟、ノエスタ)
成績不振のため前田浩二監督(45)が辞任したばかりのINAC神戸は0-0で新潟と引き分けた。残り4試合で首位浦和と勝ち点10差。
4連覇が絶望的な状況の中、試合後には文弘宣会長(63)が選手のロッカールームを訪れ、
「ベテランの選手がINACのスタイルをやっていない!」とMF澤穂希(36)らにカミナリを落とした。
怒りをぶちまけずにはいられなかった。INACは最下位新潟相手にホームで痛恨のドロー。試合後、文会長は超異例の行動に出た。
「きょうは勝てる相手だったのに勝てなかった。それは経験のある選手、ベテランの選手がINACのスタイルをやっていないからだ。監督の問題じゃない」
ミーティングが行われていたロッカールームにいきなり“乱入”。勝利を逃した選手に向けて、厳しい言葉を浴びせた。普段は穏やかなクラブのトップが鬼に豹変した。
ゴール前での決定力を欠いた。後半ロスタイムには、MF澤がFW川澄からの左CKを頭で合わせたが、シュートはクロスバー直撃。
澤は「そういうところでしっかり入れないと。惜しいだけじゃダメ」と唇をかんだ。残り4試合で首位浦和と勝ち点10差。リーグ4連覇は絶望的だ。
今季の苦戦は予想できた。川澄が米女子リーグ・シアトルにレンタル移籍し、前半戦のレギュラーシリーズ不在。ほかにも、
司令塔の韓国代表MF池笑然ら主力が相次いで抜けた。今季から指揮を執った前田監督のサッカーが選手に浸透せず、
同監督は今月15日付けで辞任。澤らベテラン勢はチームを立て直すことができなかった。
澤が「こんなに負けたことがない」と嘆くほど、チームは悲惨な状況。それでも、このまま低迷の一途をたどるわけにはいかない。
文会長はこの日、INACの黄金時代を築いた2011年ドイツW杯のVメンバーでもあるFW大野忍とDF近賀ゆかり(ともにアーセナル)を来季から復帰させる考えを明かした。
「意地を見せたい。勝ちにこだわりたい」と澤。今月末のなでしこジャパンのカナダ遠征メンバーから漏れたが、
日本代表・佐々木則夫監督はその理由にチームでの活躍度を上げていた。INAC総帥の思いも同じ。残り4試合を全力で戦い抜くしかない。(白石大地)
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