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○日本が支えているという現実
それにしてもなぜ、日本でフィギュアスケートの人気がここまで高まってきたのだろうか。その答えはシンプルにならざるを得ない。
一にも二にも、選手たちの活躍があってこそだ。国際大会で重ねられる数々の好成績によって、フィギュアスケートがメディアで取り上げられる機会が増えた。
成績はむろんのことだが、選手それぞれが持っていた個性やトップスケーターとしての振る舞いなども相まって、もとからの熱心なファンに加え、
多くの人たちの関心を呼びこみ、ひきつけるようになっていった。まずは選手、そして選手の周囲にいるコーチなどバックアップする人々の力があってたどり着いた現在である。
日本のフィギュアスケートの位置を押し上げるのに大きく寄与してきた選手たちの中には、今シーズンの大会に顔を見せない者も少なくない。
それがどのように人気や注目度で影響を及ぼすのか、国内のさまざまな場で携わる人々も、さらに海外の関係者も関心を抱いているのだという。
変化するかもしれないし、変わらないかもしれない。いずれにせよ、日本がフィギュアスケート界を支えている現実がある。
その根本にあるのは、現場の努力であることは忘れてはならない。だからこそ、現場にただ依存するばかりでなく、どれだけ現場を支え、
バックアップしていけるかがこれからのために問われることになる。