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北海道から猫持ち出すし、バイオテロが趣味か?
エキノコックス症は,単包条虫または多包条虫の幼虫による感染症である。症状は黄疸,腹部不快感,咳,胸痛および喀血などであり,重要臓器中の嚢胞によって生じる。
動物の糞便を介して摂取された虫卵(犬や他の動物の皮毛中にみられることもある)は腸内で孵化し,腸壁を貫通して血行性に移行し,肝臓もしくは肺またはそれほど高頻度ではないが脳,骨もしくは他の臓器に達する。
感染した猫はほとんど無症状か、多少下痢をする程度で、特に問題となることはないが、ネズミやヒト、偶蹄類などが虫卵を摂取すると、幼虫の増殖過程で重篤な肝障害に陥ることが知られている。初期に発見できれば外科的に取り出せるが、
進行すると治療法はない。
現在のところ、北海道か北海道由来のものしか発見されていないので、北海道では、生水や路地もの野菜を生で食べることを避け、また猫がグルーミングにより身体に虫卵を付着させている恐れがあるので、過度の接触を避け、定期的に駆虫をすることが賢明である。
エキノコックス症に感染しても、5~10年は無症状で自覚症状はありません。その後、嚢胞が大きくなるにつれて、肝臓内の胆管や血管が塞がれ、肝機能障害が進む。
末期には重度の肝機能不全となり、発育中の嚢胞の一部が破れ、多包条虫が血流に乗って肺や脳、骨髄など、さまざまな臓器に転移する。
北海道では犬の1%、猫の5,5%、が感染しているというデータがあります。
今問題になっているのは、「旅行等で犬や猫を北海道に連れて行き感染が成立する。」「感染した犬や猫が本州に持ち込まれる」ということです。
中間宿主であるヒトでは 包虫の好発部位は肝臓が多く66%、肺22%、腎臓3%、骨2%、脳1%、脾臓その他6%です。
放置すると90%以上が死亡します。