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夏の全国高校野球大会は大阪桐蔭の優勝で幕を閉じた。
日本高校野球連盟は、投手の球数制限や延長戦で塁上に走者を置いて攻撃を始めるタイブレーク制について、
全加盟校へのアンケートを8月中に集約し、早ければ来春の選抜大会から導入する。以下、私見。
競技の根幹である規則は、安易にいじるべきではないと考える。
昨春の甲子園で、5試合で772球を投げた2年生投手がいた。明らかな投げすぎだろう。
米国では「虐待」とも報じられた。だがこれは、監督と選手の問題である。
自分が中学の指導者であったなら、この高校に教え子は送り込みたくない。
それと規則による球数制限とは別の問題だ。夏のマラソンは負担が大きいからと、30キロに距離を縮めるか。
極論をいえば、競技スポーツはおおむね体に悪い。
村田兆治氏ら多くの投手の肘の手術を手がけたフランク・ジョーブ博士は「投球というのは自然に反した動きだ。
白人であれ黒人であれアジア人であれ、人間の腕はボールを投げるために作られていない」と話した。
それでも球児は白球を投げたい。野球が好きだからだ。
この夏、毎日新聞は社説で「連投が続き、肩や肘の疲労が抜けきらないままマウンドに上がる投手が心配だ」と書き、
朝日は天声人語で「炎天下の連投は過酷だ。見るものは感動するが、肩や肘を壊してしまっては取り返しがつかない」と書いた。
過密日程の解消なら規則を変えなくてもできる。甲子園球場での単独開催をやめればいい。
複数球場を使用すれば、選手に過重負担を強いない日程調整はできる。正月の高校サッカー選手権でも国立競技場を使用するのは開幕戦と準決勝以上だ。
だが、主催社も放送局もおそらく甲子園の単独開催は譲らない。
大人の都合に口をつぐんだまま球児の体の心配をしてみせるのは何だかな、と思う。ご都合主義の規則変更は、野球を壊さないか。
産経新聞 8月26日(火)21時0分配信
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
1:2014/08/26(火) 21:28:37.38
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