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過去の従軍慰安婦報道とその対処を巡って、朝日新聞が猛批判を浴びているが、
同社から約2ヵ月前、5年ぶりに新社長を迎え入れたばかりのテレビ朝日にも陰りがさしている。
視聴率が目に見えて低下しているのだ。昨年は開局以来で初となる年間視聴率2冠王を得たが、
今年の上半期は3冠のすべてを日本テレビに奪われてしまった。
最近の全局の番組を視聴率順に並べてみると、上位30位以内にテレ朝の番組がほとんど見当たらない。
たとえば8月11日から17日の1週間はゼロ。ドル箱の『報道ステーション』もベスト30に食い込めなかった。
もともと『報ステ』はニュース番組という特性上、ほぼ常時10%以上の視聴率を得る一方で、15%を超える数字は取りにくい。
まして夏枯れでネタが乏しかった時期だった。とはいえ、それらを差し引いても最近の『報ステ』は失速感が否めない気がする。
(中略)
さて、テレ朝の視聴率争いでの最大の誤算は、7月期のドラマの不振だろう。
イチ押しであったはずの『信長のシェフ』が、まさかの低空飛行。
視聴率を初回から並べてみると、9.7%、6.1%、6.9%、7.1%、5.6%、7.4%---。
木曜の午後8時というゴールデンタイムでの放送でありながら、6話までの平均は7.5%にとどまっている。
『信長の―』は昨年1月から3月に金曜の午後11時台に放送され、遅い時間帯ながら、平均10.8%という高水準の視聴率を得た。
その実績を引っ提げてのゴールデン昇格。前作より質が大きく劣化したとは思えないので、どうやら放送時間帯が視聴者の
生理と合わなかったらしい。
(中略)
テレ朝の7月期におけるゴールデンのドラマは、ほかに水曜午後9時台の『警視庁捜査一課9係』、木曜午後9時台の『ゼロの真実~監察医・松本真央~』。
両ドラマの視聴率も微妙で、二桁台を維持するのが精一杯といったところ。
『信長―』と同じく、作品の質に問題があるとは思えないから、これも戦略の読み違えという気がする。
2000年代以降、テレ朝のドラマは、「刑事」「検事」「監察医」「捜査」がやたら目立つ。さすがに視聴者側も食傷気味なのではないだろうか。
どんなに美味な料理だろうが、食い続ければ飽きる。
テレ朝は組織面でも誤算が生じているのかもしれない。
社内から「なんで今さら新聞から社長が来るんだ」という不満の声が漏れている。仕方がないだろう。
(中略)
テレ朝はバラエティー群の視聴率もかつての勢いが見られない。
バラエティーは、最終回が事前に決まっているドラマとは違い、力がある限り走り続ける耐久レースだが、
どんなバラエティーにも耐用年数がある。常勝はあり得ない。どうしてもマンネリに陥るからだ。
「ヒットの方程式」などというモノも存在しない。テレ朝のバラエティーは大半が長寿化しているが、このまま走り続けられるのだろうか。
10月からは13シリーズ目となる『相棒』と3シリーズ目の『ドクターX~外科医・大門未知子~』をスタートさせるという。
(中略)
朝日新聞からの新社長の下、テレ朝は再浮上できるのだろうか。
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