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かつて阪神、日本ハム、オリックスに所属し“イチロー似”の振り子打法で活躍した坪井智哉外野手(40)が18日、神戸市内のホテルで現役引退の記者会見を行った。
日本で通算14年間プレー、プロ1、2年目に連続シーズン打率3割をマークするなど巧打者として活躍。2011年限りでオリックスを退団後、最近3年間は米独立リーグを渡り歩いた。
今季は“メジャーに最も近い”レベルといわれるアトランティック・リーグのランカスター・バーンストーマーズに所属した。
「1打席でもメジャーに立ちたい気持ちでやってきたけど、今季は独立リーグでもなかなか試合に出る機会がなく、自分に限界を感じた」と引退の理由を語る一方、
「できるなら10年、20年、30年野球を続けたい。今でも野球は大好き」と未練ものぞかせた。
日本ハム時代の04年には自己最高年俸1億1000万円(推定)に達したが、米国では辛酸をなめた。独立リーグの契約条件は月給20万円以下がほとんど。今年6月末には出場選手登録を抹消される屈辱も味わった。
球団の手違いで泊まる場所がなく、チームメートのホームステイ先に転がりこんだこともあった。
「ネクストバッターズサークルで『今日、どこに泊まるんだろう』という感覚。ホームステイ先では(飼い犬の)コリー犬と寝床を争ったり…」と苦笑を浮かべた。
現ヤンキースのイチローとは同い年で、毎年オフに合同自主トレを行うほど仲がいい。7月末にはニューヨークのイチロー邸を訪ねた。
「3、4時間ずっとしゃべってました。相談ではなく引退の報告というか、意志を伝えにいきました。野球人生の中で、一番影響を受けた人物ですし、尊敬している。イチローは独立リーグの環境の悪さとか、びっくりしていました」と明かす。
今後のことは「全くの白紙」というが、日米を股にかけた特異な経験が生かされるときは、必ず来るはずだ。
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