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ぶっちゃけ筋力が上がれば身体能力も上がると言っていい
持久力の面でも相対筋力が強い方が耐乳酸能力も上がる
谷本道哉「使える筋肉・使えない筋肉」
P129
力じゃなくてスピード?
動作を行うにはまず力が必要であり、
その力を発揮するのは筋肉であるわけですから、
スポーツ動作には何よりもまず筋力が必要ということになります、
そしてその筋力は主に筋肉の太さに比例します。
しかし、こういう話をすると、「いやスポーツで大事なのは力じゃなくて
スピードなんだ。だから筋肉や筋力がついてもスピードがつかないからダメなんだ」と
反論する人がいます。スピードは大事で力はいらないというわけですが、
この論法は物理的に無理があります。動作スピードを生み出すのは力以外にはありえないからです。
力と加速度の関係はF=Maという式の関係にあります。Fは力、Mは力を受けるものの重さ、aは加速度です。
この式から力の強さと加速度が比例することがわかります。つまり力が強いほどスピードも出ることになるのです。
また、筋肉の生理学的特徴として、筋力が強いほど、同一負荷に対して出せる速度が上がります。
力がいらなくてスピードが欲しいという論法は、軽自動車のエンジンで時速200km/hの走りを要求しているのと同じです。
速いスピードを実現するには強い力が必要なのです。